2019.4.12
肉バカが伝授する、どんな焼肉好きをも唸らせるハラミの極め方
焼肉 虎の穴
焼肉の主役がカルビやロースだった時代に、世の中にハラミを広めた功績者が、ここ「虎の穴」。
「焼肉に命をかける」と言い切る店主がこだわり抜いているのがハラミだ。
ホルモン全般の仕入れが素晴らしいのだが、ハラミは本当に凄い。
特に運が良ければ飛騨牛のハラミに巡り合うことが出来るが、もしメニューが書かれたボードに飛騨牛の「特塩」という文字を見つけたら、迷わずオーダーしてほしい。
どこよりも分厚いハラミは、1頭分のハラミでも数切れしか確保できないだろう。
それを塩胡椒に胡麻油、そしてたっぷりのニンニクで味付けしてある。
少々値は張るが、後悔するどころか、お代わりするか悩むほど美味しい。
また、〆には「ダメ人間セット」も忘れてはならない。
サガリやハラミの端っこを白米に乗せ、特製のヤンミョンジャンをかけて食べるのだが、この組み合わせの存在が奇跡としか言えないほどマッチしている。
ダイエット中の人でも、白米をお代わりしてしまうことから「ダメ人間セット」と呼ばれている逸品だ。
肉の田じま
「肉の田じま」のハラミが美味しいのには理由がある。
それは内臓卸会社の直営店だから。
東京食肉市場で1日に屠畜される和牛の頭数は約200頭。
それに対して東京の焼肉屋は2000軒以上。
つまり、ハラミは東京中の焼肉屋が奪い合っていて、内臓卸会社と繋がりが深い焼肉屋からハラミを売ってもらえる。
そんな現状にあって、内臓卸会社が母体ということで、最高のハラミが選び放題なのが、肉の田じまなのだ。
周りの焼肉屋は指をくわえて眺めていることしか出来ない。
ハラミはもちろん、タンやホルモン類全てが美味しい。
内臓以外の正肉も松阪牛を筆頭にこだわりまくっているが、今回はハラミの話なので、この話はまた今度にしておこう。