2019.12.20
2019年の年末年始に食べるべき極上和牛の賢い買い方・選び方
まず、最も惹かれるのが浜口さんが肥育した純但馬血統の特産松阪牛(個体識別番号1366913010)。
松阪牛全体の中でも2%程度しか存在しない特産松阪牛であるなら、食べずにはいられない。
しかも月齢46ヶ月という超長期肥育。
一般的な出荷月齢が27ヶ月程度だと考えると、どれほど手間がかかっているか想像がつく。
拙著『肉バカ』刊行にあたり、浜口さんの牧場には見学に行かせてもらったのだが、徹底した環境の整備に、こだわりの飼料、そして牛たちへ注ぎ込んだ愛情を考えれば、食べる前から涎が垂れてきてしまう。
特産松阪牛以外にも、浜口さんが肥育した月齢36ヶ月の松阪牛(個体識別番号1480279009)も店頭に並ぶ予定だという。
肉好きなら、この2頭の食べ比べをしてみたくなってしまう。
超長期肥育というのであれば、岡崎さんが肥育した近江牛(個体識別番号0866250373)も店頭に並ぶ予定だという。
この近江牛の月齢は40ヶ月。
他の精肉店ではまずお目にかかれないレベルだ。
そして、今年、東京食肉市場で開催された全国肉用牛枝肉共励会の雌牛の部で、前人未到の3連覇を達成した鳥取の田村さん。
その田村さんの田村牛は3頭も揃っている。
それぞれ月齢は35ヶ月(個体識別番号1392594603)、34ヶ月(個体識別番号1351085821)、32ヶ月(個体識別番号1396785410)。
あっさりと口溶けのよいサシはしつこさがなく、すき焼きで何枚でも食べれてしまうだろう。
ちなみに、年末まで待てないという肉好きには更なる朗報がある。
この原稿を書いている日(12月17日)の銀座吉澤のラインナップは
吉田さんが肥育した特産松阪牛
畑さんが肥育した特産松阪牛
堀井さんが肥育した松阪牛
岡崎さんが肥育した近江牛
田村さんが肥育した田村牛
佐々木さんが肥育した純但馬血統の奥州牛
という見事さ。
正直、肉バカは年末まで待てない。
年末年始は銀座吉澤で買った和牛ですき焼き。
これで2019年を最高の思い出とともに締めくくることができ、2020年を最高の状態でスタートさせてくれるだろう。
年の瀬にどの和牛を買って食べるか、一緒に悩んでほしい。