よみタイ

栗原登志恵「スタイリスト栗原登志恵のイタリア時間  服も暮らしもシンプルシック・ベースがいい」
ミラノとアッシジ。
スタイリストの栗原登志恵さんが、2つの町を拠点にイタリアに暮らして約15年。
夫、アメリカン秋田犬のクマちゃん(4歳♀)とともに、
都会と田舎、それぞれの生活を楽しんでいます。
イタリアでの日々を通して提案する、心地よい暮らしとは――。
日本に住んでいても、簡単に取り入れられるヒントの宝庫です。

防寒コーディネートは、実用的なお洒落で

お気に入りの場所でお気に入りのぬいぐるみと。
お気に入りの場所でお気に入りのぬいぐるみと。

東京より北の緯度の地で生活した経験がない私にとって
底冷えのするミラノでの冬に戸惑うことが沢山ありました。

ある冬晴れの日、日差しが暖かく散歩日和だと思いましたので、
日向ぼっこを楽しむつもりで、外出先から自宅までしばらく歩いて帰りました。
日差しは心地良く感じられたものの、その日の気温は0度くらいだったでしょうか。

アメリカン秋田犬クマちゃんの手元は、常に冬仕様……
アメリカン秋田犬クマちゃんの手元は、常に冬仕様……

帰宅したとたん具合が悪くなり、そのまま1日が終わってしまいました。
思い当たることは特になく、体の冷えが原因だとしか思えません。
厚手のコートに手袋……自分では防寒の完全装備をしているつもりでしたが、
帽子をかぶってはいませんでした。
頭から冷えが全身に回ってしまったのでしょう。
以来、防寒のために帽子をかぶることの大切さを知りました。

ファー付きのアウター、パンツの下はタイツ、足首を覆うショートブーツ、ソフトタイプの山高帽子。差し色として白いバッグを。
ファー付きのアウター、パンツの下はタイツ、足首を覆うショートブーツ、ソフトタイプの山高帽子。差し色として白いバッグを。

もともと帽子が好きなので、気温が下がる頃には
冬のお洒落と実用を兼ねて楽しんでいます。

そして肝心なのは、足元。
足裏にホッカイロを装着しても、革底靴で出かけると
石畳のせいもあるのか、私の冷え切っている足裏ではいまひとつ発熱せず
悲しくなりながら早めに帰宅したこともありました。

アンゴラ素材のベレー帽、ニットとのリバーシブルのダウンコート、カシミアのタイツ、手袋、ゴム底のブーツ。かごバッグで軽さを。
アンゴラ素材のベレー帽、ニットとのリバーシブルのダウンコート、カシミアのタイツ、手袋、ゴム底のブーツ。かごバッグで軽さを。

足が冷えているときには足湯につかり、温めるようにしています。
首、手首、足首を冷やさないようにと、幼い頃、よく祖母に言われたものです。
しっかりと防寒しながらお洒落も忘れずに、
冬のお出かけをより快適にしたいですよね。

選び方は、しっかりした滑りづらいゴム底で足首を覆うブーツ、
ワンピースやスカートの時は、カシミヤやデニールの番手の高いタイツを着用します。
パンツの下にもタイツやレギンスなどを重ね着して足腰を冷やさないようにすれば、
コート丈も気になりません。
寒い日も背筋を伸ばして、冬を楽しんで過ごせます。

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栗原登志恵

1964年東京都中野区生まれ。スタイリスト。
文化服装学院の服装科在籍中に、ファッション雑誌「JJ」のスタイリストのアシスタントとなる。
卒院後、ファッションジャーナリストの大石尚氏のアシスタントを務め24歳で独立。
上品でコンサバティブながらも遊び心のあるコーディネートは、女性誌一般読者はもちろん、女優やタレントからも支持を得ている。
2006年からミラノ在住。仕事の際には東京とイタリアを往復している。別荘のあるウンブリア州のアッシジに滞在することも多い。

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