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3年ぶりの健康診断、その結果は? 私も高血圧と本気で闘う覚悟を決めました

 予定していた検査を全て終えたあとは、医師との簡単な面談が待っている。
「太り過ぎによる高血圧が一番心配ですね。朝と夜の1日2回、ご自身で血圧を測り、血圧手帳に数値を記入してください」という医師の勧めで、値段にして4000円ぐらいのオムロンの血圧計を買うことと相成った。医者の言うことを素直に聞けるようになったことも大きな成長である。
 そして診察終わり、私にはどうしても聞きたいことがあった。
「先生、私の肌って歳の割にどうですか?」
「いや、とてもツヤのある肌をしてらっしゃいますよ」
 その言葉が聞けただけでも、今日来た甲斐があったってもんだ。

購入した血圧計
購入した血圧計
血圧を測る爪切男
血圧を測る爪切男

 さて、今後の課題として高血圧をなんとかしないといけない。
 一般に高血圧と定義されるのは、上の血圧が140以上、下の血圧が90以上とされているが、私の場合は上が142の下が97という数値だった。血圧が高くなると血液が流れる血管に負荷がかかり、動脈硬化などを引き起こすらしい。
 医者に言われた通り、1日2回の血圧測定を習慣づけてはいるのだが、数値はいっこうに下がる気配がない。血圧を下げるにはどうしたらいいのかを調べてみる。

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1:塩分を控えたバランスのいい食事を心がけましょう。
2:タバコとお酒の量を減らしましょう。
3:充分な睡眠を取り、ストレスを溜めないようにしましょう。
4:慢性的な運動不足を解消しましょう。

 同棲中の恋人のおかげで、毎日栄養満点の食事を3食ちゃんと口にしているし、タバコとお酒の量も多い時の10分の1ぐらいには減らせたと思う。いびき問題は解決していないが、1日6時間以上はぐっすりと眠れている。
 継続しておこなっている運動といえば縄跳びぐらいだが、徐々に全盛期の勘を取り戻し、1回もできなかった二重跳びが、今では10回程度は飛べるようになった。膝への負担が激しいので、これ以上回数を増やすことはできないのだが。

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新刊紹介

爪切男

つめ・きりお●作家。1979年生まれ、香川県出身。
2018年『死にたい夜にかぎって』(扶桑社)にてデビュー。同作が賀来賢人主演でドラマ化されるなど話題を集める。21年2月から『もはや僕は人間じゃない』(中央公論新社)、『働きアリに花束を』(扶桑社)、『クラスメイトの女子、全員好きでした』(集英社)とデビュー2作目から3社横断3か月連続刊行され話題に。
最新エッセイ『きょうも延長ナリ』(扶桑社)発売中!

公式ツイッター@tsumekiriman
(撮影/江森丈晃)

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