2023.12.24
腸内環境だけでなく、眼精疲労や記憶力低下、睡眠障害にも効く? 10種類以上の「ヨーグルト」をガチ試食してみた
物事とは何でも下準備が大切ということで、ヨーグルトを作るのに一番重要なのは、調理器具の殺菌である。ちょっとした汚れが残っているだけでも、ヨーグルトが綺麗に固まらなかったり、異常な酸味や悪臭漂うヨーグルトが出来てしまうからだ。パストリーゼのような除菌スプレーを使うのもいいだろう。
牛乳を鍋に投入し、沸騰する直前まで加熱する。熱過ぎてもぬる過ぎてもいけない。微妙な匙加減が必要である。
加熱が終わったら、種菌となるヨーグルトを適量投入し(1リットルの牛乳に対して大さじ2〜3杯ぐらい)、しっかりとかき混ぜる。これを適当にやってしまうと、牛乳と菌がうまく融合せずに失敗してしまう。
「ハ~ラホレ~~ヤッヒフレ~♪」と『アルプスの少女ハイジ』の主題歌を口ずさみながらご機嫌でかき混ぜる。いろいろ辛いこともあるけれど、今のところ人生は上々だ。
かき混ぜたものを容器にうつして常温で3、4時間ほど放置する。保温バッグに入れたり、タオルで包んだりすると熱を逃さないので効果的である。
表面がプルンプルンする具合に柔らかく固まったら、冷蔵庫に入れて一日冷やして出来上がり。
いかがだろうか、作成方法は簡単そのもの、殺菌や攪拌などをちゃんとすれば、誰でも簡単に作れるはずだ。
あとは出来上がったものに、お好みでフルーツソースを加えるなどして食すだけでいい。しかも、この自作したヨーグルトを種菌として使えば、理論上は無限にヨーグルトを生成できるというわけである。
それでは、マンゴーソースをかけていただきます。肝心のお味の方は……普通に美味い。普通に美味いって一番嬉しくて幸せだ。
しかし美味いな。美味すぎて他の人にも食べてもらいたくて仕方がない。マンションのお隣さんに「あの、ヨーグルト作り過ぎちゃったんでどうですか?」と配ってみるのもいいな。いや、ヨーグルトを作り過ぎるってなんだよ。ヨーグルトを作り過ぎること自体がヤバいだろ。ある意味危険人物だ。
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ヨーグルトを頬張りながら思う。そういえば私は、小さい頃から白い食べ物を好む傾向が強かった気がする。大根、ヨーグルト、豆腐、うどん、そうめん、白米などなど。何でなんだろうな。真っ白い物への憧れでもあったんだろうか。透明じゃなくてできるだけ透明に近い白になりたいなんてイタイことを思春期の頃には思っていたような記憶もある。
純粋な心を忘れ、汚れた大人になった今こそ、真っ白な自分を取り戻すつもりでヨーグルトを食べようじゃないか。いや、ここまできたら豆腐もうどんもそうめんも自作してみようかな。DIY精神の欠片もなかった面倒臭がりの私が、下手糞でも自分で何かを作ってみようという気持ちを持つことができた。それこそが美容と健康が教えてくれた大切なものなのかもしれない。
これからもちょっと味のある駄文と、ちょっと酸っぱい私好みのヨーグルトを作り続けていく所存でございます。
ちなみに市販のヨーグルトで私が好きなのは日本ルナの「バニラヨーグルト」と北海道乳業の「フルーツサラダヨーグルト」でございます。ぜひご賞味を。
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当連載は毎月第2、第4日曜更新です。次回は1月14日(日)配信予定です。お楽しみに!