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【閲覧注意】10センチ超の巨大なクモも出現。山の家では避けられない虫の話

平和な虫ばかりではない。人に害を及ぼす最悪の危険昆虫はしっかりと退治

これらの虫は基本的に屋外で繁殖しているはずなのに、家の中にビシバシ侵入してきます。
窓を開け放しているわけでもないのになぜ? と不思議に思いますが、僕は基本的に彼らと同居しても構わないので放置しがち。
しかし家人がギャーギャーうるさいので仕方なく調べたところ、どうもわずかな連絡路を通じ、屋内に入ってきているようです。
主な侵入ルートは排水溝や換気口。そして天井に埋め込まれたダウンライトの隙間などのようです。

特に虫の影が濃いのは風呂場です。
何週間か開けて山の家に来ると、風呂場のタイルの上や空っぽの浴槽の中に、カマドウマのバラバラ惨殺体や、のんきに獲物を待ち構えているアシダカグモに遭遇します。
おそらく湿気を好むカマドウマが排水溝を使って侵入し、それを追ってアシダカグモもやってくるのでしょう。
それに気づいて以降、山の家を発つときは浴槽にしっかりと栓をし、洗い場の排水溝にもフタをするようにしてみました。
すると、彼らの侵入はぐっと減ったように思います。

ここまでご紹介してきた虫は、人によっては大きな不快感を覚える存在ですが、大した害はありません。ゴキブリよりずっと可愛げがあるし、不潔でもないので僕はむしろ快く思っているほどです。

でも、庭には本当にヤバいヤツも現れます。
毎年、庭木の一本に大きなスズメバチが集まってくるのです。
そのたびにスプレーなどで追い払っていましたが、今年は女王蜂らしき巨大な一匹が腰を据え、いよいよ巣作りを開始しそうになったので、ご近所さんから伝授された必殺技を試してみました。

スズメバチが群がる木に、カップ状の捕獲器を吊るしてみたのです。
設置から3週間後、カップを木からおろして中身を確かめると、見事に大量のスズメバチが捕獲できていて、蜂スープになっていました。
スズメバチの中でももっとも危険な、オオスズメバチだったようです。
女王らしき特大サイズも発見。
虫も殺さぬいい男な僕ですので、本当は殺生をしたくはないのですが、直接的な危害を及ぼすこいつらだけは別です。迷わず成仏してください。

通称“ハチカップ”で捕らえたスズメバチ
通称“ハチカップ”で捕らえたスズメバチ
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佐藤誠二朗

さとう・せいじろう●児童書出版社を経て宝島社へ入社。雑誌「宝島」「smart」の編集に携わる。2000~2009年は「smart」編集長。2010年に独立し、フリーの編集者、ライターとしてファッション、カルチャーから健康、家庭医学に至るまで幅広いジャンルで編集・執筆活動を行う。初の書き下ろし著書『ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新』はメンズストリートスタイルへのこだわりと愛が溢れる力作で、業界を問わず話題を呼び、ロングセラーに。他『糖質制限の真実』『ビジネス着こなしの教科書』『ベストドレッサー・スタイルブック』『STUSSY2017 FALL/HOLIDAY COLLECTION』『DROPtokyo 2007-2017』『ボンちゃんがいく☆』など、編集・著作物多数。

ツイッター@satoseijiro

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