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CITY BOYおじさん 湖畔でデュアルライフはじめました。
東京生まれ、東京育ちの“シティボーイおじさん”が、山中湖畔に中古の一軒家を購入!
妻、娘、犬とともに東京←→山梨を行き来する2拠点生活=「デュアルライフ」をはじめました。
音楽や読書など山の家での趣味活動から、仕事やお金のやりくりといった現実的な話題まで、
著者が実体験したデュアルライフのリアルを綴ります。
別荘暮らしが優雅な富裕層の特権だったのはもう過去の話。
社会環境や生活スタイルが大きく見直されている今、必読のライフエッセイです。

フィルムカメラ最高! クラシックカメラ最高!! デュアルライフと相性がいい趣味の話

富士山周辺にたくさん生息するアマチュアカメラマン

山中湖村は、世界有数のフォトジェニックなお山=富士山の姿を、どこからでも拝める土地柄。
だからここでは、首から大きなカメラをぶら下げたアマチュアカメラマンの姿をよく見かけます。
かくいう僕も、もともと写真とカメラが大好物。これまでの人生で、いったい何台のカメラを使ってきたか。もう数え切れないくらいです。

カメラ好きといっても、高価なカメラを同時に複数所有できるようなお金持ちではないので、新しいのが欲しくなると手持ちのものを下取りに出し、次々と乗り換えてきました。
一時期はレンズ交換式のレンジファインダー機に凝り、レンズ沼にハマりかけたこともあります。
“レンズ沼”というのは、レンジファインダーや一眼レフのようなレンズ交換式カメラ所有者が、もっともっととレンズが欲しくなり、金に糸目をつけず購入してしまう現象のこと。カメラオヤジの家庭争議の元凶として知られています。

数々のカメラを使ってきてわかったのは、僕は単焦点レンズを備えたコンパクトカメラが一番好きだということでした。
カバンやポケットの中に入れて日々持ち歩き、何であれハッと思ったらサッと撮るスタイルが好きなのです。
でも、スマホのカメラ性能が向上してくると、そうしたスタイルに最適だったコンパクトカメラの存在意義は怪しくなります。
スマホ写真が、結構お高いコンパクト機で撮った写真に負けず劣らずのレベルになったことに気付いてからは、こんな僕もあまりカメラを持ち歩かなくなりました。

それがまあ、なんということでしょう。
山中湖村で暮らすようになってから、この地を闊歩するカメラピープルに刺激され、カメラ趣味が完全復活したというわけです。

山中湖村では多くの人が本格的なカメラを楽しんでいるので、僕もいよいよデジイチデビューしようかとも考えました。
でも、レンジファインダー機で恐ろしきレンズ沼に片足突っ込んだ苦い経験を思い出すと、いまいち気が向きません。
かといって、スマホカメラと抜きつ抜かれつの追いかけっこをしている単焦点コンパクト機もいかがなものか。
それに、せっかくだからスマホでは絶対に不可能な写真が撮りたい。と、考えた僕がうっかり迷いこんだのが、クラシックカメラの世界でした。
カメラに一家言ある人は「ああバカだなあ」と思うことでしょう。
レンズ沼と同様にヤバい“クラカメの森”に、わざわざ踏み入るとは……と。
まず買ったのはローライ35でした。

僕のローライ35ちゃん。
僕のローライ35ちゃん。
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佐藤誠二朗

さとう・せいじろう●児童書出版社を経て宝島社へ入社。雑誌「宝島」「smart」の編集に携わる。2000~2009年は「smart」編集長。2010年に独立し、フリーの編集者、ライターとしてファッション、カルチャーから健康、家庭医学に至るまで幅広いジャンルで編集・執筆活動を行う。初の書き下ろし著書『ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新』はメンズストリートスタイルへのこだわりと愛が溢れる力作で、業界を問わず話題を呼び、ロングセラーに。他『糖質制限の真実』『ビジネス着こなしの教科書』『ベストドレッサー・スタイルブック』『STUSSY2017 FALL/HOLIDAY COLLECTION』『DROPtokyo 2007-2017』『ボンちゃんがいく☆』など、編集・著作物多数。

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