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稲田ズイキ「罰当たりなほどにユルくてポップな仏教トーク」

マインドフルネス、ブロックチェーン……流行りそうなやつは大体トモダチな仏教

南無読者菩薩(合掌)

いつもより少し小難しい話になったかもしれないけれど(当社比)、時代の最先端にさりげなく溶け込んでいる仏教の姿をお伝えした。そう、ひいき目なしに、今間違いなく、仏教は来ている、、、、

思うに、欧米的な価値観(個人主義・自由主義・資本主義的価値観)で作られたシステムに歪みが生じ、それを超えるための新たなOSが求められている状況なのだろう。その結果、注目されているのが2500年前からの大ヒットコンテンツ「仏教」なのだ。別に自分の手柄ではないけど、一僧侶としてその事実は嬉しい。今改めてブッダに感謝し、マジ卍〜〜〜!! と唱えたい。

さてさて、全18回にも及んだこの連載「罰当たりなほどにユルくてポップな仏教トーク」、今回が最終回となりました
たまに「仏教徒を増やすためにコンテンツを制作されてるんですよね?」なんて聞かれるんだけど、そんな気持ちはぶっちゃけありません。ただあるのは「自分が仏教を通して見ている世界を誰かと共有したい」という極めて個人的な感情だけです。

知れば知るほど、仏教っておもしろいんですよ。今世の中を動かしている価値観とは離れていて、自分が当たり前だと思っている世界をぐらつかせてくれる情報に満ちている。それでいて、驚くほど身近な共感に溢れてもいる。
日本にいる僕らの価値観の奥深くには、必ず仏教の存在があります。何気なく自分が美しいと思ったものや感動したもの、流した涙の水脈を辿っていけば、仏教に出会うんです。そんなとき「ああ仏教を少しでも知っていてよかった」と心から思います。

だからこの連載では、一人でも仏教の面白さに気づく人が増え、それぞれがそれぞれの世界を仏教を通して見られるように、出来るだけわかりやすく、ポップな目線で仏教について楽しく語らせてもらいました。コラムを出す度に「今回も最高」「クソワロタ」などコメントをしてくれた読者の皆さん、マジありがとう南無読者菩薩。

最後に、僕が一番大好きなブッダのことばを添えたいと思います。

いかなる生物生類であっても、怯えているものでも強剛なものでも、ことごとく長いものでも、大きなものでも、中くらいのものでも、短いものでも、微細なものでも、粗大なものでも、目に見えるものでも、見えないものでも、遠くに住むものでも、近くに住むものでも、すでに生まれたものでも、これから生まれようと欲するものでも、一切の生きとし生けるものは、幸せであれ。

くぅぅ〜!やっぱりブッダ、ラブみが深すぎるぜ(合掌)。

「罰当たりなほどにユルくてポップな仏教トーク」は今回で終了いたします。ご愛読いただきありがとうございました。またお目にかかれる日を楽しみにお待ちください!
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稲田ズイキ

いなだ・ずいき●僧侶。1992年京都の月仲山称名寺生まれで現・副住職。同志社大学を卒業、同大学院法学研究科を中退、その後デジタルエージェンシー企業インフォバーンに入社。2018年に独立し、寺に定住せず煩悩タップリな企画をやる「煩悩クリエイター」として活動中。コラム連載など、文筆業のかたわら、お寺ミュージカル映画祭「テ・ラ・ランド」や失恋浄化バー「失恋供養」、煩悩浄化トークイベント「煩悩ナイト」などリアルイベントを企画しています。フリースタイルな僧侶たちWeb編集長。Twitter @andymizuki
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竹内佐千子

たけうち・さちこ●漫画家。おっかけ対象が男子で恋愛対象が女子のレズビアン。
自身の恋愛体験を描いたコミックエッセイをはじめ、おっかけ、腐女子、などをテーマにしたコミックエッセイを描き続け、最近はストーリー漫画も描いている。
赤ちゃん本部長』(講談社)、『生きるために必要だから、イケメンに会いに行った。』(ぶんか社)など。
ホームページhttp://takeuchisachiko.jp/
Twitter @takeuchisachiko

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