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佐藤誠二朗「グリズリー世代のバック・トゥ・ザ・ストリート」
グリズリー……それは北アメリカ北部に生息する大きな灰色のヒグマの名であると同時に、白髪交じりの頭を形容するスラング。頭にちらほら白いものが目立ち始める40~50代を、アラフォー、アラフィフといってしまえば簡単だけど、いくつになってもオシャレと音楽が大好きで遊び心を忘れない彼らを「グリズリー世代」と名付けよう――
そんな思いを胸に、自身もグリズリー世代真っ只中の著者がおくる、大人の男のためのファッション&カルチャーコラム。

“つまようじシーシー親父”にだけはなりたくない

7〜8年前だったか。歯周病になって、奥歯を一本抜かざるをえない事態に陥った。そのときのショックは相当なもので、抜歯後にすぐさま保険適応外の歯周病治療プログラムを受け(けっこうな金額だったけど)、その後も2〜3ヶ月に一回の定期検診を欠かさず、そして日頃のオーラルケアもかなりしっかりやっている。

努力のかいあって歯周病はすっかり改善したし、つい先日受けた定期検診では、「欠損は1本だけなので、同年代の平均からすると優秀ですよ」と言われた。嬉しかったのと同時に驚いたものだ。
へえ〜、同年代はもうそんなに歯が抜けているのかと。

書きたいと思っているのは、“つまようじシーシー問題”についてだ。
外出先で食事の後、周囲の人びとを見渡すと、多くの同年代の男性がつまようじをくわえてシーシーやっている。僕らの歳になるとどうしても歯茎に隙間ができるので、食べるとものが挟まるのは致し方ない。

そのままにすると口臭の原因になるし、何よりも歯垢・歯石となり、ひいては歯周病につながる。だからつまようじシーシーは、僕らにとっては欠かせない行為で正しい…………わけじゃありませんよ! あれ、メチャクチャかっこ悪いですから! 残念!!(ギター侍、元気かな?)

歯間ブラシは持ち歩くもの。歯磨きよりもずっと大事なのだ

たとえ昼飯後の弛緩したひと時であっても、なるべくスマートに振舞いたいもの。
そう思っている僕は、外出時に必ず持ち歩いているものがある。コンパクトな歯間ブラシだ。
携帯に便利なキャップもついているので、外出時にはこれを一本ポケットにしのばせる。そして食事が終わったら、洗面所でこっそりと歯をお掃除するわけだ。

そこまでするんだったら、当然歯磨きもするんだよね? と思うだろうけど、していない。歯磨きは朝と夜だけと決めていて、昼食後は歯間ブラシのみ。歯の磨きすぎも歯や歯茎に良くないという説を信じているからだ。

歯医者さんのアドバイスを受けつつも、なかば自己流で決めているこの習慣、正しいのかな? こと健康情報に関しては、いろんな人がいろんなことを言うので、何が本当に正しいのかはわかりにくいものだが、僕は今のところ、これでうまくいっている気がする。

つまようじ、かっこ悪いからやめようぜ! 言いたいのは、それだけだ。

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佐藤誠二朗

さとう・せいじろう●児童書出版社を経て宝島社へ入社。雑誌「宝島」「smart」の編集に携わる。2000~2009年は「smart」編集長。2010年に独立し、フリーの編集者、ライターとしてファッション、カルチャーから健康、家庭医学に至るまで幅広いジャンルで編集・執筆活動を行う。初の書き下ろし著書『ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新』はメンズストリートスタイルへのこだわりと愛が溢れる力作で、業界を問わず話題を呼び、ロングセラーに。他『糖質制限の真実』『ビジネス着こなしの教科書』『ベストドレッサー・スタイルブック』『STUSSY2017 FALL/HOLIDAY COLLECTION』『DROPtokyo 2007-2017』『ボンちゃんがいく☆』など、編集・著作物多数。

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