2020.9.3
これが近未来人のデフォルト⁈ ウイルス回避の新お出かけスタイル
前にもこのコラムで書いたが、軽い潔癖症傾向のある僕は、コロナがはじまって以来、公共の場所の不特定多数の人が触れるものに対する警戒心が高まっている。
そこまで神経質にしても結果はそう変わらないと理解はしているが、気持ちの問題だ。
ドアのノブやエレベーターのボタン、ATMのタッチパネルなどに触れるとき、一瞬「ううむ」とひるみ、仕方なく触ったあとは早急に手を洗うか、アルコール消毒をする。
春には手袋をしている人も多かったが、最近は暑さのせいか、テブクラーをあまり見かけない。
僕もスマホを操作するのに支障があるので、なるべく手袋はしたくない。でも素手であれやこれやに触りたくはない。
そうした意識が世界的に高まっているから、こんな商品が販売されているのだろう。
Wavcareというメーカーの、真鍮製“フィンガーガード”。
先端がカギ型になったこのギアは、外出先でものに直接手を触れたくないとき活躍する代物。
同様のものが最近では100均でも売られているので、それなりの需要があるのだと思われる。
左右の手に持つ“カマキリスタイル”で、あらゆることに対応できる⁈
“フィンガーガード”の存在は前から察知していたが、まあそこまでする必要もないと思い見送っていた。
だが、同様の潔癖症気質なのか、義父が我が家3人分のWavcareを唐突に買ってくれたのだ。
ならばと実際に使ってみると、これがなかなかいい。
腰のベルトループに常時ぶら下げ、気になるときは伸縮リードを伸ばしてサッと使う。
あまりにいい感じなので、せっかくもらったのに使っていない妻の分も横取りした。
左右の手に持ってカマキリのようにすれば、世の中のあらゆる場面で、素手を使わずに過ごせるだろう。
あまりに変人チックなので、さすがに人前では試していないのだが。