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佐藤誠二朗「グリズリー世代のバック・トゥ・ザ・ストリート」
グリズリー……それは北アメリカ北部に生息する大きな灰色のヒグマの名であると同時に、白髪交じりの頭を形容するスラング。頭にちらほら白いものが目立ち始める40~50代を、アラフォー、アラフィフといってしまえば簡単だけど、いくつになってもオシャレと音楽が大好きで遊び心を忘れない彼らを「グリズリー世代」と名付けよう――
そんな思いを胸に、自身もグリズリー世代真っ只中の著者がおくる、大人の男のためのファッション&カルチャーコラム。

“やや潔癖症”に最適なハンドソープディスペンサーと21エモン

世の中、コロナで公衆衛生観念がだだ上がり中だが、僕はこうなる以前から、やや潔癖症気味なところがあった。
つり革につかまれなかったり、エスカレーターの手すりを触れなかったりというほどではないけど、そういうものを触った手は「不浄」と意識する。
その手で自分の顔を触ったり、手づかみでものを食べたりすることは避け、なるべく早くアルコールや石鹸で「リセット」するように心がける。

ちょっと神経質でかっちょ悪いかなと思っていた習慣だが、コロナへの対策によって、ああやっぱり自分は正しかったと思うことができた。
そんな僕が街の中で不愉快になるもの、それはトイレ内にある手動の蛇口である。

だってさ。
不特定多数が不浄の手で触ったものですからね。
せっかく手をキレイに洗っても、最後に蛇口のハンドルを閉めたら、また不浄になってしまう。
なんだよもう! と憤りまくってしまうのだ。

多分、同じ思いの人も多いだろうから、アフターコロナ/ウィズコロナの世界で、いち早くなくなっていくものは、手動式の蛇口と自動じゃないドアだと思う。
あと心配なのはエレベーターのボタンだけど、あれはどうなるんだろう?
おそらく、ボタンを押さずに乗れる全フロア自動開閉式のエレベーターが中心になるんじゃないかな。
でも高層ビルは……。

手洗い現場を清らかにキープし、子供の手洗い励行にも役立つ

話がとめどなく脱線していくのでもとに戻します。

家の洗面所の水道はもちろん手動だけど、自分ちのは常に清潔を保ってあるからいいのです。
でも、ハンドソープのポンプ。あれはどうにかならないかなと思っていた。
ポンプをシュコシュコっと押す瞬間は、まだ手が汚れているわけで……。
まあ実際、そうは言っても普段はそこまで真剣に考えてはいなかった。
でもこのコロナをきっかけに、いろいろと細かな点もチェックする気になったのだ。

そこで我が家が導入したのは、SARAYAの“WASH BON”という製品。
充電式のハンドソープディスペンサーだ。
センサー部分に手をサッと差し出せば、一回分の泡ハンドソープがジュッと出てくる。
これ、掛け値なしに素晴らしいものです。
サッと出せばジュッと出る感覚が楽しいらしく、子供も丁寧な手洗い習慣がついた。
おすすめですぞ。

……で、高層ビルのエレベーターですが、もう“視線認識式”のボタンを開発するしかないと思う。
僕の大好きな藤子・F・不二雄作の名作漫画『21エモン』の中に、“ボタンチラリ星”というのが出てくる。
科学が非常に発達し、あらゆることがボタンをチラリと見るだけでできてしまう、銀河系ナンバーワンの星の話だが、これからは地球も目指すべきだと思うのです。
って、何の話だったっけ?

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佐藤誠二朗

さとう・せいじろう●児童書出版社を経て宝島社へ入社。雑誌「宝島」「smart」の編集に携わる。2000~2009年は「smart」編集長。2010年に独立し、フリーの編集者、ライターとしてファッション、カルチャーから健康、家庭医学に至るまで幅広いジャンルで編集・執筆活動を行う。初の書き下ろし著書『ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新』はメンズストリートスタイルへのこだわりと愛が溢れる力作で、業界を問わず話題を呼び、ロングセラーに。他『糖質制限の真実』『ビジネス着こなしの教科書』『ベストドレッサー・スタイルブック』『STUSSY2017 FALL/HOLIDAY COLLECTION』『DROPtokyo 2007-2017』『ボンちゃんがいく☆』など、編集・著作物多数。

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