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佐藤誠二朗「グリズリー世代のバック・トゥ・ザ・ストリート」
グリズリー……それは北アメリカ北部に生息する大きな灰色のヒグマの名であると同時に、白髪交じりの頭を形容するスラング。頭にちらほら白いものが目立ち始める40~50代を、アラフォー、アラフィフといってしまえば簡単だけど、いくつになってもオシャレと音楽が大好きで遊び心を忘れない彼らを「グリズリー世代」と名付けよう――
そんな思いを胸に、自身もグリズリー世代真っ只中の著者がおくる、大人の男のためのファッション&カルチャーコラム。

在宅勤務の急場をしのぐのに最適な、カインズの折りたたみデスク

フリーランスの編集者兼ライターとして、かねてより在宅で仕事をしている僕は、自宅の一室にホームオフィスをデーンと構えている。
だから世の中がリモートワーク推奨となっている現在も、普段となんら変わることもなく仕事をしている。
だが我が家に約1名、やや難民化している人がいる。
数週間前から在宅勤務となった、会社勤めの妻だ。

自宅に常設のワークデスクがない人って、みんな一体どうしているんだろう?
ダイニングテーブルや子供の学習デスクを使っている人もいると聞くけど、それじゃ仕事に身が入らないだろう。

妻はここのところ、僕の快適な仕事部屋に不法侵入をはかることが増えてきた。
そのたびにスクランブルをかけて警告を発し、我が領土から速やかに退去を促しているのだが、このままでは近い将来、軍事衝突も避けられないだろう。

それはちょっとまずいので、対策を練ることにした。

家の中のどこにでも簡単に設置できて、不用になったら隙間に収納できるデスク

最初は家の中にもうひとつ、ちゃんとしたワークデスクを設置しようと考えた。
どうせならかっこいいアンティークものがいいかなと思って中古家具屋へ行き、なかなか良さげなものも見つけたのだが、そこでハタと考えた。

現在の状況は、この先ずっと続くわけではない。
いつになるのか見当はつかないが、いずれ妻も以前のように毎日出勤するようになるわけだ。
ただでさえ狭い我が家に、大きなワークデスクをもうひとつ追加するのは間違っている。
もっと手軽で邪魔にならないもの、でもそれなりにしっかりしていて仕事はちゃんとできるデスクを探し、急場をしのごう。

そしていくつかの店を回り、カインズで発見したのだ。
シンプルな折りたたみ式のデスク&チェアセット。
僕が訪れた店舗ではたまたまセール品になっていて、なんと税込2,980円だった。
定価も確か3,000円台だったと思う。

正直言って、椅子の方はあまりに簡易的なので、長時間座って仕事するには不向き。適当な座りやすいチェアに替えた方がいいと思う。
でもデスクの方は、PCで仕事するには十分だ。
何よりの利点は、コンパクトに折りたためること。
家の中の任意の場所に移動して簡単に設置でき、不用になったら隙間に収納できる。

これを買ったおかげで、我が家の領土問題はひとまず沈静化しております。

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佐藤誠二朗

さとう・せいじろう●児童書出版社を経て宝島社へ入社。雑誌「宝島」「smart」の編集に携わる。2000~2009年は「smart」編集長。2010年に独立し、フリーの編集者、ライターとしてファッション、カルチャーから健康、家庭医学に至るまで幅広いジャンルで編集・執筆活動を行う。初の書き下ろし著書『ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新』はメンズストリートスタイルへのこだわりと愛が溢れる力作で、業界を問わず話題を呼び、ロングセラーに。他『糖質制限の真実』『ビジネス着こなしの教科書』『ベストドレッサー・スタイルブック』『STUSSY2017 FALL/HOLIDAY COLLECTION』『DROPtokyo 2007-2017』『ボンちゃんがいく☆』など、編集・著作物多数。

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