そんな思いを胸に、自身もグリズリー世代真っ只中の著者がおくる、大人の男のためのファッション&カルチャーコラム。
2020.2.27
花粉症シーズンもピークになると、シャカシャカ服ばかり着ています
最近、外出時はなるべく表面がツルツルしたアウターを着るようにしている。
ご推察のとおり、花粉対策だ。
綿や毛織物系の服はどうしても花粉が付着しやすく、着ているとくしゃみ・鼻水・お目目かゆかゆの症状が出やすい。
その点、ナイロンやポリエステル素材の表面がツルツルした服だと、いくらかマシになるのだから仕方がない。
帰宅したら玄関の前で脱いだ服をバサバサと振って、目に見えない花粉を落とす。
これをやるようになってから、花粉症の苦しみが少しは軽くなった。
上下シャカシャカの花粉軽快レベルマックスのコーディネートは“ジム帰り”を装うべし
でもね。
化学繊維を使用したスポーツ系アウターは、着用時に出る音から“シャカシャカ服”とも呼ばれ、カジュアル感が強く子供っぽいので、モテない服の代表格のような扱いをされる。
大人系ファッションメディアでは、典型的なNG例とされることも多い。
特に上下シャカシャカは“激ヤバ”とされるけど、これから先、花粉がピークになったら構ってはいられない。
臆せず上下シャカシャカで決めるつもりだ。
サブカル派の僕は、「80年代のマンチェスターのカジュアルズ風でかっこいいだろ?」と、一般には分かりづらい名目で自分自身を納得させたりして。
そして、そんなコーディネートをするときのコツは、軽く“ジム帰り”を装うことだ。
ランニングシューズを履き、着替えが入っている体のダッフルバッグかなんかを肩に担いで、やや疲れた足取りで歩いていれば疑う人は誰もいない。
気にしてるじゃん! と言うなかれ。
ほんの少しの期間だけ、これで乗り切ればいいのだから。
