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佐藤誠二朗「グリズリー世代のバック・トゥ・ザ・ストリート」
グリズリー……それは北アメリカ北部に生息する大きな灰色のヒグマの名であると同時に、白髪交じりの頭を形容するスラング。頭にちらほら白いものが目立ち始める40~50代を、アラフォー、アラフィフといってしまえば簡単だけど、いくつになってもオシャレと音楽が大好きで遊び心を忘れない彼らを「グリズリー世代」と名付けよう――
そんな思いを胸に、自身もグリズリー世代真っ只中の著者がおくる、大人の男のためのファッション&カルチャーコラム。

EDC〜身軽な毎日を過ごしたいグリズリー世代のための荷物削減戦略

日々をなるべく身軽に過ごしたいグリズリー世代の、“持ち物”についてちょっと考えてみよう。

身軽に過ごしたいなら荷物をできるだけ減らすべきだが、誰にでも最低限、毎日持っていたいものがある。
EDCというのはEvery Day Carry=“毎日持ち歩く物”を指す言葉で、僕の場合のEDCは、スマホ、マネークリップ、イヤホン(AirPods)、折り畳みサングラス、IQOS、薬(頭痛持ちなので)、そして充電器だ。

それらはみんなポケットに収まるから、基本はバッグレス生活ができる。
だが、細々としたものをそのまま突っ込むとポケット内はカオスとなり、いざ取り出したいときどこにあるのかわからなくなるし、着替えるたびに移し替えるのも面倒だ。
だから、少しだけまとめたくなる。

無印良品などで売っている小さなポーチ的なものでもよいのだが、なんだかかっちょ悪いし面白くない。
そこで僕が使っているのは、アルトイズ(ALTOIDS)の缶。
アルトイズというのは、1780年にイギリスで誕生した老舗のミントタブレットなのだが、この缶がクラシカルでとてもいい感じなのだ。

細々したものをアルトイズ缶に放り込めばポケットの中もスッキリ

アルトイズ缶は海外では愛好者が多く、ネット上では色々な使い方が紹介されている。

多いのは救急セットやサバイバルキット入れとするもの。アート派は絵の具のパレットにしたり、ツワモノになると缶をベースにアートピースや楽器を製作したりしている。
電子工作マニアは缶に部品を詰め込み、ギターアンプやヘッドフォンアンプ、モバイルバッテリー、モバイルスピーカーなど、いろいろなものを作っている。

僕はアルトイズ缶に、携帯用のUSBアダプターと短い充電用ケーブル(一本でUSB→micro USB・ライトニング・USB-Cが使える優れもの)、IQOSのクリーニングキットと頭痛薬2回分を入れている。
これをポケットに入れているだけで、安心感はだいぶ違うのだ。

EDCをいかにコンパクトに、快適に、そして必要十分に揃えていくかを考えるのは、実は非常に楽しい。
僕はだいぶ前からハマっていて、試行錯誤の末、ここにたどり着いている。

自分にとって最良&コンパクトなEDCづくりをしてみてはいかがだろうか。
きっとハマるから。

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佐藤誠二朗

さとう・せいじろう●児童書出版社を経て宝島社へ入社。雑誌「宝島」「smart」の編集に携わる。2000~2009年は「smart」編集長。2010年に独立し、フリーの編集者、ライターとしてファッション、カルチャーから健康、家庭医学に至るまで幅広いジャンルで編集・執筆活動を行う。初の書き下ろし著書『ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新』はメンズストリートスタイルへのこだわりと愛が溢れる力作で、業界を問わず話題を呼び、ロングセラーに。他『糖質制限の真実』『ビジネス着こなしの教科書』『ベストドレッサー・スタイルブック』『STUSSY2017 FALL/HOLIDAY COLLECTION』『DROPtokyo 2007-2017』『ボンちゃんがいく☆』など、編集・著作物多数。

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