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佐藤誠二朗「グリズリー世代のバック・トゥ・ザ・ストリート」
グリズリー……それは北アメリカ北部に生息する大きな灰色のヒグマの名であると同時に、白髪交じりの頭を形容するスラング。頭にちらほら白いものが目立ち始める40~50代を、アラフォー、アラフィフといってしまえば簡単だけど、いくつになってもオシャレと音楽が大好きで遊び心を忘れない彼らを「グリズリー世代」と名付けよう――
そんな思いを胸に、自身もグリズリー世代真っ只中の著者がおくる、大人の男のためのファッション&カルチャーコラム。

手ぶら派も絶賛! ユニクロのミニショルダーバッグはゴルフにも最適

世の中には、いかにもおっさんくさいセリフというものがある。

「とりあえずビール」
「昔は俺も悪かった」
「若い頃は会社に寝袋を置いてたよ」
「ひとつ、よろしくお願いします」
「いい時代になったもんだ」
「昔あいつの世話をした」
「ギックリ腰になる予感がする!」
「1998年生まれ? つい最近じゃん!」
「俺いくつに見える?」
「この前のアレ、ナニしといて」
などなどなど。

まだまだ無限に思いつくのは、自分も完璧におっさんだからなのだが。

よく槍玉に上がる“親父ギャグ”は、あまりにも認知が広がったためか、最近のおっさんはあまり言わなくなってきていると思う。
でも上記のようなセリフは、ついつい口をついて出ている人が多いので、自分への戒めとともに、同世代の方々には注意を促したいと思う。

そして、最近自分でもはじめたからか、気づいたセリフがもうひとつ。
「これ、ゴルフで使えるな」
というものだ。

マイクロサイズのショルダーバッグは、バッグではなくポケットの延長とみなします

話は変わりますが、この前ユニクロで発見して購入したアイテムをご紹介したい。

「ライトウェイトファニーバッグ」という商品名で、縦14cm幅22cmほどの、ミニミニショルダーバッグだ。
ダブルジップのメインポケットのほか、背面にはマジックテープ付きのポケットもあり、長さを調整しやすいストラップがついている。

僕はこのコラムで何度か書いているように、仕事や旅行以外ではなるべく手ブラでいたい男だが、数年前から流行り出したマイクロサイズのショルダーバッグには興味があった。

手ブラで出かけようとすると、スマホと財布、それにIQOS、場合によっては本やKindleはポケットに入れなければならない。
ポケットがたくさんついた上着を着る今の季節はまだいいが、薄着になる春〜夏には、ズボンのポケットがパンパンになってしまう。
ジャストサイズやスキニーのようなぴったり目のものを履いている場合、うかつに座るとスマホを真っ二つに折ってしまうのではないかという心配も出てくる。

そんなとき、マイクロショルダーがあればちょっと便利だろうなとは気づいていたのだ。
だから買っちゃいました。

これは僕的にはバッグにはカウントしない。ポケットの延長だ。
だから持っていても、手ブラと考えることにする。
それに今の時期に使ってみて気づいたのは、肩からさげて上からコートを羽織ってしまえば、外見的には正真正銘の手ブラになることだ。
いいものを買った。

買った日の夜は、家族とレストランで待ち合わせをしていた。
下戸の僕とは違いお酒好きな妻は席につくなり「とりあえずビール」と注文。
僕が戦利品のこのバッグを見せると、「いいじゃん。ゴルフに使えそう」と言った。

なるほど、ゴルフにも便利かもね。
それにしても、妻ちゃんよ……。

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新刊紹介

佐藤誠二朗

さとう・せいじろう●児童書出版社を経て宝島社へ入社。雑誌「宝島」「smart」の編集に携わる。2000~2009年は「smart」編集長。2010年に独立し、フリーの編集者、ライターとしてファッション、カルチャーから健康、家庭医学に至るまで幅広いジャンルで編集・執筆活動を行う。初の書き下ろし著書『ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新』はメンズストリートスタイルへのこだわりと愛が溢れる力作で、業界を問わず話題を呼び、ロングセラーに。他『糖質制限の真実』『ビジネス着こなしの教科書』『ベストドレッサー・スタイルブック』『STUSSY2017 FALL/HOLIDAY COLLECTION』『DROPtokyo 2007-2017』『ボンちゃんがいく☆』など、編集・著作物多数。

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