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佐藤誠二朗「グリズリー世代のバック・トゥ・ザ・ストリート」
グリズリー……それは北アメリカ北部に生息する大きな灰色のヒグマの名であると同時に、白髪交じりの頭を形容するスラング。頭にちらほら白いものが目立ち始める40~50代を、アラフォー、アラフィフといってしまえば簡単だけど、いくつになってもオシャレと音楽が大好きで遊び心を忘れない彼らを「グリズリー世代」と名付けよう――
そんな思いを胸に、自身もグリズリー世代真っ只中の著者がおくる、大人の男のためのファッション&カルチャーコラム。

男心を引きつけるカラビナ。フランス製のウィチャードが最高だった

以前に本コラムで、必要以上にたくさん持っているカラビナの魅力について書いたら、多くの方から共感の声をいただいた。
やっぱ、そうですよね!?
なぜだかカラビナには、男心を引きつける妙な魔力のようなものがある。

で、しばらく収まっていた僕の“カラビナ欲”が再び疼き、最近ゲットして愛でている一本があるので紹介したい。

1911年に創業したフランスの老舗メーカー、ウィチャードのカラビナだ。
ここはもともと、ヨットマンが使うロープ固定用のマリンカラビナを製造していたブランド。
頑健な作りが評価され、マリン用途だけではなくロッククライミングやスカイダイビング、それにレスキューや宇宙活動用としても採用されてきたという、信頼度の高い代物だ。

シンプルだけどずっしり手応えがあり、丸みを帯びたフォルムが艶かしい

シンプルながらバネの反発力は強めなので安心感があり、ずっしりとした重みで手応え最高。
程よく丸みを帯びた外観はどこか艶かしく、狂おしいほどに素敵。
まさに男殺しのウィチャードカラビナ。
愛してます!

僕はMサイズのカラビナに、やはりウィチャード製の“バウシャックル”という接続部品を取り付け、キーホルダーとして利用している。
ベルトループにぶら下げておけば、なんだかそれだけで少し気分が上がる。

カラビナへの偏愛を正直に語ってしまったが、変態っぽくなってないかな。
少しだけ心配だ。

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佐藤誠二朗

さとう・せいじろう●児童書出版社を経て宝島社へ入社。雑誌「宝島」「smart」の編集に携わる。2000~2009年は「smart」編集長。2010年に独立し、フリーの編集者、ライターとしてファッション、カルチャーから健康、家庭医学に至るまで幅広いジャンルで編集・執筆活動を行う。初の書き下ろし著書『ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新』はメンズストリートスタイルへのこだわりと愛が溢れる力作で、業界を問わず話題を呼び、ロングセラーに。他『糖質制限の真実』『ビジネス着こなしの教科書』『ベストドレッサー・スタイルブック』『STUSSY2017 FALL/HOLIDAY COLLECTION』『DROPtokyo 2007-2017』『ボンちゃんがいく☆』など、編集・著作物多数。

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