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佐藤誠二朗「グリズリー世代のバック・トゥ・ザ・ストリート」
グリズリー……それは北アメリカ北部に生息する大きな灰色のヒグマの名であると同時に、白髪交じりの頭を形容するスラング。頭にちらほら白いものが目立ち始める40~50代を、アラフォー、アラフィフといってしまえば簡単だけど、いくつになってもオシャレと音楽が大好きで遊び心を忘れない彼らを「グリズリー世代」と名付けよう――
そんな思いを胸に、自身もグリズリー世代真っ只中の著者がおくる、大人の男のためのファッション&カルチャーコラム。

ダイエットにも有効なマカダミアナッツは、殻付きのものに限ります

人それぞれ、いろんなマイブームを持っていることだろう。
僕が最近ハマっているのは、殻付きマカダミアナッツだ。

中年になってからこっち、僕はずっと少々太り気味。だから糖質制限という意味で、口寂しいときのおやつはナッツ類にするよう心がけている。
ナッツならなんでもいいけど、特に好きなのは落花生だった。
むかれて塩やバターで味付けされているピーナッツではなく、殻付きの落花生。
自分で殻をむかなければならない一手間が楽しいし、落花生そのものの味が生きているのは殻付きのものだけだからだ。

そして先日、ある会合のために訪れたバーのテーブルの上に置かれていたのが、殻付きのマカダミアナッツだった。
これまでマカダミアナッツは、塩味のものしか食べたことがなかったと思うが、味付けなしの殻付きマカダミアナッツは、加工ものよりもずっと美味しかった。
落花生と同じく素材本来の味を楽しむのは、殻付きに限るということだろう。

カルディで見つけた殻付きマカダミアナッツと専用クラッカー

ハマった理由がもうひとつある。
マカダミアナッツの殻はめちゃくちゃ固くて、落花生のように手で割ることは不可能。
聞いたところによると、ペンチでも割れないそうだ。

件のバーには、殻付きマカダミアナッツとセットで、万力のような専用のクラッカーが置いてあった。
これにマカダミアナッツをひとつセットし、ボルトをキリキリと回していくと、パキン!といい音を立てて殻が弾ける。
そして美味い中身が姿を現すのだ。

クルミと同様、道具を使わなければ食べることができない殻付きマカダミアナッツ。なんて楽しいんだろう。
さっそく欲しくなった僕は、こういう小洒落た食品はきっとカルディにあるだろうと当たりをつけた。案の定、カルディには殻付きマカダミアナッツと専用クラッカーが置いてあったので即購入。

オーストラリア原産のマカダミアナッツは、ナッツ類の中では比較的、脂質の割合が多い。でもコレステロールをまったく含まず、逆にオレイン酸やパルミトレイン酸などの不飽和脂肪酸をふんだんに含んでいる。
難しいことは省くのでググってもらいたいが、早い話、とても健康的なダイエット食品なのだ。
……ということもあり、すっかり殻付きマカダミアナッツにハマっている。

まあ本当は、渋くブランデーなど傾けながらっていうのがおしゃれなのだが、あいにく僕は下戸なので、サルのようにひたすらパキパキ割って食べています。

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佐藤誠二朗

さとう・せいじろう●児童書出版社を経て宝島社へ入社。雑誌「宝島」「smart」の編集に携わる。2000~2009年は「smart」編集長。2010年に独立し、フリーの編集者、ライターとしてファッション、カルチャーから健康、家庭医学に至るまで幅広いジャンルで編集・執筆活動を行う。初の書き下ろし著書『ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新』はメンズストリートスタイルへのこだわりと愛が溢れる力作で、業界を問わず話題を呼び、ロングセラーに。他『糖質制限の真実』『ビジネス着こなしの教科書』『ベストドレッサー・スタイルブック』『STUSSY2017 FALL/HOLIDAY COLLECTION』『DROPtokyo 2007-2017』『ボンちゃんがいく☆』など、編集・著作物多数。

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