2019.4.15
カラーコーデ~“おっさん・イン・ピンク”はありなのか?
80年代に『プリティ・イン・ピンク』という青春映画の傑作があった。
すごくざっくりまとめると、貧しいけれどセンスのいい高校生の女の子が、スクールカースト上位の裕福な同級生に迫害されながらも、チープな古着や小物で自分らしくおしゃれして、本当の恋を見つける物語。
サイケデリック・ファーズ(これも懐かしいね)が演奏する同名の主題歌も良かった。
で、高校生のかわいい女の子だったらもちろんありだけど、グリズリー世代のおっさんがピンクの服を着てもいいのか、という話である。
歳を重ねると、どうしても白や黒、グレー、ネイビー、カーキ、ベージュなどの落ち着いた服を着たくなるものだ。
モノトーン系のコーディネートが無難であることは間違いない。
でも、そういう地味で無難な服ばかり着ていると、より一層老け込んで見えるというのもまた然り。
結論。ピンクはあり! グリズリー世代こそ明るい色の服を着よう!
グリズリー世代は、若い頃よりむしろ明るく派手な色の服を着た方がいい、というのが僕の持論だ。だから、ピンクだって全然ありじゃん、と思う。
そもそも男性のストリートスタイルでは、昔から脈々とピンクの服が着られてきた。
古くは1940年代のズーティーズ、1950年代のテディボーイズ、ロックンローラー、1960年代のヒッピー、1970年代のパンクスetc.……。
メインにしろ差し色にしろ、男が堂々とピンクを着こなしてきたのだ。
そうはいっても、さすがにこの歳になって……と躊躇する向きもあるだろう。確かに、普段着としてはややハードルが高いのかもしれない。
でも、例えばゴルフのときのパンツや帽子であったり、リゾート中のシャツやベルトであったり、そういう特別なタイミングにさりげなくピンクを差し込んでみてはどうだろう。
気分は上がるし、客観的にもぐっと若返って見えるはずだ。
“おっさん・イン・ピンク”。流行らせようぜ!