そんな思いを胸に、自身もグリズリー世代真っ只中の著者がおくる、大人の男のためのファッション&カルチャーコラム。
2019.8.16
裸足シューズ〜真夏だけは、誰もが石田純一化を許されるべきなのだ
四季の中で、真夏が一番好きだ。
でも日本の真夏は意外と短く、あっという間に駆け抜けていってしまう。
そんな儚い真夏の気分を盛り上げるため、短期間だけ履きたくなる特別な靴がある。
ぺったんこソールで軽い素材の、リゾート系スリッポンだ。
最近の僕が愛用しているのは、ナチュラルワールドのデッキシューズ。
ナチュラルワールドというのは、スペインの新興シューズブランドだ。その名の通りエシカルでサステナブルな靴づくりを目指していて、すべての靴のアッパーに使われるのはオーガニックコットンのキャンバス素材。
ソールは自然に還りやすい天然ゴムを使用、染料は自然素材にこだわり、梱包用のダンボール箱も再生紙という徹底ぶりだ。
一点一点ハンドメイドし、ウオッシュ加工を施しているので、まったく同じ品は二つとないナチュラルワールドのシューズ。新品のときからくたっとした使用感と色ムラがあり、自然と足になじむのがいいところ。
値段も数千円と、懐に優しいのがさらにいいところだ。
毎日のケアさえ怠らなければ、裸足で履いても大丈夫
この靴は、Tシャツ&ショートパンツに合わせるのが一番だ。
そして裸足で履くのが理想。
裸足で靴を履くと、どんなイケメンの足でもどんな美女の足でもいずれ必ず臭くなるけど、この靴に限って言えば、やっぱり靴下は似合わない。
サンダルやエスパドリーユのような、軽〜い履き方をするべきなのだ。
出番は盛夏の間だけ。
だから僕は毎日きちんとスプレーしながら履き、少しでも気になってきたらじゃぶじゃぶ洗うことにしている。
そうすれば裸足で履いても大丈夫だ。
つまり僕だって、真夏くらいは石田純一になりたいのだ!
