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オール1000円以下! 渋谷に驚愕の“安ウマ”煮込み料理店を発見〜Niru

「自家製ポテトフライ ヌクマムバター(750円)」
「自家製ポテトフライ ヌクマムバター(750円)」

酔っ払ってくると必ず揚げ物が食べたくなるサガの私。

見逃せなかったフライドポテトはヌクマムバターがたっぷり。
蒸してから揚げたポテトはカリカリとホクホクが同居しています。
アンチョビバターはありがちだけど、ヌクマムバターは乳製品のやわらかいコクと魚醤のきりっとしたコクが一体となってポテトを包み込む反則技をキメるのです。

これは大ヒット間違いなし!

「イイダコとポテトのトマト煮込み(950円)」
「イイダコとポテトのトマト煮込み(950円)」

ワインは飲み口が軽めの自然派がメインなので、メニューの煮込みも重くならないようにしているそう。
「イイダコとポテトのトマト煮込み(950円)」がその好例。確かに重くなりがちなトマト味ですが、これならパンがなくてもライスがなくてもイケるかも。

その代わりにワインの減りが早くなりますが、何か?

佐保さんの作る思いつきそうで思いつかない料理に、もはやマニア寸前!
佐保さんの作る思いつきそうで思いつかない料理に、もはやマニア寸前!

週に何度も訪れる常連さんですら飽きさせないメニューの豊富さはいったいどうしているのやら?

「本当に様々なお店で働いたのでそちらで教わった料理も多いし、また食材を変えれば味も変わります。さらに自分で食べ歩いた料理を組み合わせればいくらでもアイデアが浮かびます」と、佐保さん。
そしてなんと、メニュー名を決めてからレシピを作るタイプだそうです。

元ネタとなる料理をイメージしながら、食材を決め、調理法を決め、実際に作ってみる。
イメージ通りになるものもあれば、どうやってもうまくいかずボツになるものも。
レシピも適当(笑)で、計ったりすることはなく目分量で味を入れていく。

作り方を訊くと私でも作れそうだけど、佐保さんの頭の中にあるレシピが交錯してできたものであって実は奥が深い。
だからどうしてもここに訪れたくなるのです。

今はカウンターだけでは足らず窓側のスタンディング席も使っているのでひとりだと回らなくなってきているみたい。
でもオープンキッチンなので、その状況もわかるから文句を言ったりする人は皆無。
私のお料理きた~、と思ったら別の人のでガッカリってことはあるけど、佐保さんも料理が遅くなる時は簡単なおつまみを出してくれたりするし。

そんなアットホームな雰囲気ゆえに来るのは素敵な人ばかり。
初めてでも和めていつの間にか常連さん気分になれる、あぁ、また寄り道してしまうではないか。

次は佐保さんが「めっちゃうまいですよ」と言う「ビーフ煮込みカレー(900円)」いきます!
なんでこないだ食べ損ねたのだろう、不思議……。

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新刊紹介

高橋綾子

たかはし・あやこ●フードパブリシスト。国内外ファッションブランドのプレス時代から培った〝食″へのこだわりは、舌の肥えた業界人も頼りにするレベルの高さ。年間1000を超えるという外食の日々が築き上げたおいしいもの好きが嵩じて、ついに2018年2月に東京・下北沢にてレストラン「üchï(うち)」をオープン。おいしいものしか喉を通らない不思議体質。
Facebook→https://www.facebook.com/ayako.takahashi.1671

uchi→http://uchi.tokyo/

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