よみタイ

寿木けいのワンタンレシピ、万城目学の『愛の不時着』レビュー…9月の人気よみものTOP5

2020年9月1日から30日までの1か月間「よみタイ」でよく読まれた「コミック」作品TOP5を発表します!
前回のランキングでは、翻訳家・村井理子さんによる「犬と本とごはんがあれば 湖畔の読書時間」から「突然死した兄の汚部屋が語るもの—片付けは、供養かトラウマか」が1位に輝きました。
今回はどのようなラインナップとなるでしょうか。
各連載の読みどころや印象的なフレーズもあわせてご紹介します。

(構成・文/よみタイ編集部)

【5位】「初めて」の相手はお客さん……SM嬢が処女を捨てた日/「限界風俗嬢」(小野一光)

(内容紹介)
性暴力の記憶、セックスレスの悩み、容姿へのコンプレックス……。
お金だけではない「何か」を求めて身体を売る女性たちの事情や思いに、ノンフィクションライターの小野一光さんが迫る風俗嬢ルポ。

この回では、処女なのに風俗嬢として働く「カオル」の人生模様を追います。

撮影/小野一光
撮影/小野一光

小野一光さんが風俗嬢たちのリアルな心情や事情をあぶり出すノンフィクション連載から、「処女風俗嬢・カオル」の9月4日公開回が、第5位に登場です。

8月28日公開回では、処女のままSM嬢として働き、プライベートでは同僚の女性と付き合っていることを告白していたカオルさん。

その取材時から1年半経ち、再度インタビューを受けた際には、

「うーん、やっぱ二十三、四って歳を重ねてくるにつれて、そのうち稼げなくなるんだろうなあ~、みたいな恐怖が……」

との思いから、SMクラブの仕事は辞め、昼の事務仕事と援助交際で生活していることを明かします。

そんな彼女が“処女風俗嬢”の肩書きを失った日の詳細についてはぜひ本編で。

さらに、続く9月11日公開回では、パパ活市場に参入したカオルさんの思いが語られています。

「処女風俗嬢・カオル」の登場回は全5回。ぜひ1回目からまとめてお読みください。

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