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カレーもお寿司も“薄毛食”!? 「ダメ食生活」から「髪を生やす食べ方」へどう変える? 頭皮の名医が解説

●カレーライスが大好物なんですが……

 ランチタイムにさくっと食べられて、程よいスパイスの香りと味付けでご飯がすすむ……カレーライスは男性に限らず、老若男女に愛されている人気メニュー。ただ残念なことに、小麦粉やバターを使った一般的なカレールーをごはんと合わせて食べると、かなりハイカロリー&高糖質&高脂質。健康や髪のためにはよくないメニューの一つです。 
 どうしても食べたい場合は、サラダをプラスして、まずカレーより先に食べ(ベジファースト)、その後にカレーライス、すなわち糖や脂質をゆっくり食べ、その吸収を穏やかにしましょう。
 カレーの種類もシンプルなルーより、具材がたっぷりタイプや野菜からルーを作ったこだわりの健康カレーなどを選ぶといいですね。

画像/写真AC
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●スナック菓子、アイスクリーム……おやつがやめられない!

 砂糖が入っていないから大丈夫と思いがちなポテトチップスやおせんべいだって、りっぱな糖質です。そして残念ながらスナック菓子類には糖質が持つカロリー以外の栄養素、ビタミンやミネラルなんてものはほとんど入っていないので、代謝が悪く太りやすく脂肪肝になりやすいのです。砂糖によって脂肪肝はより増幅するので、甘いものが好きな人も注意が必要です。また、アイスクリームのような冷たいお菓子は甘さを感じにくくなる分、思っている以上に多量の砂糖が入っています。夏季でも毎日食べるのは避けたいものです。
 そして、おやつや休憩時に楽しむ飲み物ですが、基本、砂糖、ブドウ糖や果糖、人工甘味料、どれも含まないものを選びましょう。最近は人工甘味料を使いカロリーゼロをうたっている飲み物も多くみられますが、人工甘味料を摂っていると甘さに慣れて依存しやすくなり、腸内細菌や糖質代謝の悪化を招くのでなるべく避けるよう、気をつけて。
 カフェラテなどミルクが入った飲み物は、ミルクの中にも乳糖は含まれているのですが、量としてはお菓子類よりはるかに糖分は少なく、他の栄養素が摂れるので、一息つくのに飲むのにはおすすめ。ただし、いわゆるフレッシュと呼ばれるものはトランス脂肪酸入りの植物性油脂なので、おすすめはしません。

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田路めぐみ

神奈川県出身。平成9年、東京大学医学部医学科卒業。
日本形成外科学会専門医、日本抗加齢医学会専門医、日本頭蓋顎顔面外科学会会員、日本外科学会会員。
虎の門病院外科レジデント修了後、東京大学形成外科医局に入局。帝京大学、東京大学、国立国際医療センターにて形成外科の研鑽を積み、焼津市立総合病院、国保旭中央病院にて形成外科科長を務める。その後国立がんセンター東病院頭頸科、せんぽ東京高輪病院(現JCHO東京高輪病院)形成外科を経て、2014年より、松倉クリニックに勤務。
美容のみならず形成外科・再建外科医としても活躍し、その幅広い臨床経験から、患者さんの状態やニーズに合わせて柔軟に治療法を選ぶ総合的な診療を得意とする。
自らの薄毛経験も活かし、身体全体とストレスまで考慮した総合育毛治療がクリニックでも人気を呼んでいる。

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