2020.5.30
カレーもお寿司も“薄毛食”!? 「ダメ食生活」から「髪を生やす食べ方」へどう変える? 頭皮の名医が解説
●カレーライスが大好物なんですが……
ランチタイムにさくっと食べられて、程よいスパイスの香りと味付けでご飯がすすむ……カレーライスは男性に限らず、老若男女に愛されている人気メニュー。ただ残念なことに、小麦粉やバターを使った一般的なカレールーをごはんと合わせて食べると、かなりハイカロリー&高糖質&高脂質。健康や髪のためにはよくないメニューの一つです。
どうしても食べたい場合は、サラダをプラスして、まずカレーより先に食べ(ベジファースト)、その後にカレーライス、すなわち糖や脂質をゆっくり食べ、その吸収を穏やかにしましょう。
カレーの種類もシンプルなルーより、具材がたっぷりタイプや野菜からルーを作ったこだわりの健康カレーなどを選ぶといいですね。
●スナック菓子、アイスクリーム……おやつがやめられない!
砂糖が入っていないから大丈夫と思いがちなポテトチップスやおせんべいだって、りっぱな糖質です。そして残念ながらスナック菓子類には糖質が持つカロリー以外の栄養素、ビタミンやミネラルなんてものはほとんど入っていないので、代謝が悪く太りやすく脂肪肝になりやすいのです。砂糖によって脂肪肝はより増幅するので、甘いものが好きな人も注意が必要です。また、アイスクリームのような冷たいお菓子は甘さを感じにくくなる分、思っている以上に多量の砂糖が入っています。夏季でも毎日食べるのは避けたいものです。
そして、おやつや休憩時に楽しむ飲み物ですが、基本、砂糖、ブドウ糖や果糖、人工甘味料、どれも含まないものを選びましょう。最近は人工甘味料を使いカロリーゼロをうたっている飲み物も多くみられますが、人工甘味料を摂っていると甘さに慣れて依存しやすくなり、腸内細菌や糖質代謝の悪化を招くのでなるべく避けるよう、気をつけて。
カフェラテなどミルクが入った飲み物は、ミルクの中にも乳糖は含まれているのですが、量としてはお菓子類よりはるかに糖分は少なく、他の栄養素が摂れるので、一息つくのに飲むのにはおすすめ。ただし、いわゆるフレッシュと呼ばれるものはトランス脂肪酸入りの植物性油脂なので、おすすめはしません。