2020.4.4
新型コロナウイルスにも負けない!! 最大の難敵に立ち向かうレースクイーンたちの秘策と、“これから”
レースクイーンたちを応援すべく、生み出された“救済策”とは!?
関係者もまた、座して死すつもりは毛頭ない。
ふたたび、『ギャルズパラダイス』の後藤編集長の話。
「ただ黙っているわけにはいかないので、あれこれ企画案は協議してます。開幕が大幅に遅れるようなら、たとえば、過去の素材を用いて、アーカイブス的な特集号を作るとか」
同誌の副編集長、山村幸二さんもこのように語る。
「幸いにして、2月いっぱい、遅くとも3月中旬までには今シーズンの各カテゴリーにおけるレースクイーンの登録は全て完了しています。つまり、レースクイーン全員が出揃い、いつでもスタンバイOKの状態です。あとは開幕を待つのみ、です」
前出の磯田さんは、デジタルコンテンツを担当するだけに、より具体的に始動している。
「開幕前ではありますが、チーム側から特別に承諾を得て、2020年コスチュームが完成しているユニットについては、4月中旬に撮影する予定です。およそ20チームぐらいになるんでしょうか。動画と写真両方をおさえる取材会形式にします。そのほか、デビューを飾る新人レースクイーンたちのデジタル書籍を作るといったことも考えています。
我々、メディアは生きています。『ギャルズパラダイス』のうたい文句は、“レースクイーン応援マガジン”。その本分を全うするまで、です」
一方、“救済策”としてはどのようなことが考えられるのか。
第7回にご登場頂いた、レースクイーン主軸の芸能事務所社長『スリーライズ』の戸坂正人さんはこう明かしてくれた。
「弊社のレースクイーンたちを盛り上げるアイデアはたくさんあるんですけどね。動画配信アプリはその中でも、ひとつの武器になるでしょう。また、すでに実行済みのプランをもうひとつ明かすとしたら、“通話アプリ”ですね。アプリ内で、レースクイーンとお客さんが直接会話できるという、マンツーマン方式です。毎日続けていれば、ある程度、彼女たちが食べていける額を稼ぎ出せるのではないかと。打つ手はまだあるのです」
金融不況に大震災、台風被害……。我々はいくたびの苦難を乗り越えてきた。
明けない夜はない。日はまた昇る。
多くの歓声と突き抜けるような爆音が響くサーキットで、咲き誇る花のように勢ぞろいしたレースクイーンたち。そんな光景がふたたび見られることを、信じて待ちたい。 (了)
1年間、本連載において、多大なるご尽力を賜りましたレースクイーン、OGの皆様、ならびに事務所関係、レース、自動車関係の皆様、小針侑起様、そして『ギャルズパラダイス』の皆様へ改めて深く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
バナー写真提供/GALSPARADISE
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