【5位】患者、家族、医師、看護師……最期の迎え方に正解はあるの？ 「第8話 いえなかった本音」／「いのちの教室」（明）

看護師資格を持つ漫画家の明さんが描く「いのちの教室」。
病棟看護師としての経験の中から考えた死生観を、独自の視点で描くヒューマンエッセイです。

先週1位を獲得した「患者、家族、医師、看護師……最期の迎え方に正解はあるの？ 『第8話 いえなかった本音』」（3月13日配信）が、今週に入っても読まれ続け5位に入りました。

この回は、手術後のリハビリを拒否して病院スタッフを困惑させる「村田さん」のエピソードです。
村田さんは90歳を過ぎた高齢女性。ベッドの上で力なく「本当は手術なんてしたくなかった」と呟く村田さんの様子が気になった明さんは、担当看護師として何かできることはないかと考えますが……。

痛く辛い治療はせずに静かに自宅で最期を迎えたいと願う患者本人、後悔しないようにできる治療は全部やって1日でも長生きしてほしいと願う家族、すべての病気が魔法のように治せるわけではないし、同意して手術を受けた後に「本当は……」なんて言われても困るという病院側。
それぞれの“本音”がリアルに描かれ、命とどう向き合うべきなのか考えさせられるエピソードです。