2026.4.15
ギネス世界記録達成のためにコーダと初めての海外渡航。いざ、イタリアへ!【サーフィン犬 コーダが教えてくれたこと 第7回<中編>】
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まさかコーダのしっぽが⁉ まだまだ起こる想定外のハプニング
番組のスケジュールは、2月26日にリハーサル、翌27日がギネス世界記録挑戦の本番収録でした。到着翌日の25日はフリーだったので、朝から時差ボケを慣らしながらのミラノ観光です。まずは朝食をとホテルのカフェテリアに行くと、そこには同じくギネス世界記録挑戦のために呼ばれたであろうことが一目でわかる感じの、全身タトゥーの人、額にビンディを付けたインドの蛇使い風の人、レオタードにジャージでかつて“ロシアの妖精”と呼ばれた某アスリートのような人、絵本の中で毒入りスープを混ぜる魔女そっくりな人……。その中で、私は逆に浮くほど“見た感じ普通の人”でしたが、日本人は私一人だったため、そういう意味では目立っていたのかもしれません。記録に挑戦するのはコーダですが、この人たちに私は何の挑戦をするように見えるんだろう……。そんなことをぼんやりと考えながら、黙々と朝食を食べ終えました。
2月26日、リハーサルの日。朝、私たちを迎えに来てくれたテレビ局車に乗り込んだのは、コーダ、私、通訳のLちゃん、そしてカフェテリアで見かけた魔女のそっくりさん。そこから10分程で到着したのは、イタリア最大のテレビ局、MEDIA SET。日本語通訳のアンナ、番組ディレクターと数人のスタッフが出迎えてくれました。企画担当のガブリエラに楽屋へ案内してもらい、メイク室でプロのメイクアップアーティストにメイクをしてもらったり、スタイリストさんには衣装で着ていったパーカーについている毛を何度もコロコロで取ってもらったりと、コーダも私も色々とケアしてもらいながらリハーサルのスタジオに向かいます。道すがら、日本語通訳のアンナから「この挑戦のために、テレビ局は40人の足の長い男性を用意した」などの話を聞きつつスタジオに入ると、ディレクター、ガブリエラ、たくさんの機材スタッフが打ち合わせを重ね、慌ただしくしていました。日本でのやり取りでひと悶着あったニコレッタにも初対面できました。


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そして、いよいよリハーサルのためにイタリア男性40人がスタジオに入場。通訳のLちゃんが「イケメンだらけ!」と大騒ぎしていましたが、確かに、全員モデル?と思ってしまうくらい見目麗しい男性たち。みんなとても優しそうで、コーダに向かってニコニコと微笑んだり、チャオと言ってくれたりしながら、ゾロゾロと入ってきます。日本人の足をくぐって練習してきたコーダ。その長さは2倍くらいありそう?なイタリアのイケメンたちの足でのリハーサルでは、コーダがスケボーで40人の足の間をすんなりくぐれてしまうので、わずか3回でリハーサルは終わりました。通訳のアンナさんも、流暢に日本語を話してくれたので現場とのやりとりもスムーズです。

リハーサルの後は、コーダのプロモーション映像の撮影をしました。インタビューを受けて、何歳からスケボーを始めたのか、どうしてスケボーに乗るようになったかなど質問を受けます。そこで「コーダの名前の由来は?」と聞かれたため、連載第1回でも書いた、望まぬ断尾をされてしまったエピソードを話したところ、番組ディレクターたちがざわめき始めました。
というのも、イタリアでは犬の断尾・断耳・声帯切除、狼爪切除など美容や審美目的での身体改変は法律で禁止されているため、もし私が意図的にコーダの断尾をしている場合はギネス世界記録に登録できないかも、という話になったのです。そこで急遽、獣医師による証明書が必要になりました。時差があるので日本は24時を過ぎていたのですが、私の友人でコーダの主治医のらむ動物病院副院長の濱谷先生に電話して、すぐに証明書を作ってメールで送ってもらいました。証明書の内容は、「コーダは美容目的ではなく身体的・健康的な理由で断尾をしている」というものでした。この日は、現地の獣医師による、ギネス世界記録に挑戦できるかどうかの健康診断もありました。コーダの10歳からの持病である心臓病のことも指摘されましたが、検査は無事通過できました。
(5月13日(水)公開の後編に続く)
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次回、連載第7回の<後編>は5/13(水)公開予定です
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