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″自分らしさ″なんて実のところ「得意不得意」に過ぎない

「僕らしさ」ではなく「お前らしさ」が、「自分らしさ」

周りから見えている「自分らしさ」を貫き通すか、本来の自分を見せるか。
人から教えてもらう「自分らしさ」に本来の自分とのギャップを感じてしまう人には、悩んでいる人も多いですよね。

僕も、周りのイメージと本来の自分のギャップを感じることがあります。
でも僕は、周りの人から言われる「お前らしさ」を大切にしたい。
「がんばり屋さんだね」って言ってもらえるイメージを崩さないように、がんばる! ということが多々あります。

「自分らしい」を人に作ってもらう。
そのために生きる力を使うのもいいんじゃないかな。

「チャラそう」みたいな、マイナスのイメージが付いている場合は別ですが、「優しい」とか「面白い」とか、ポジティブなイメージなら、それをなぞっていくのもいい。
そうしているうちに、本来の自分も「そう」なっていくんですよね。
自分自身をコントロールして、だましていく感覚です。

「僕はそんな人間じゃない!」という行動はせずに、「そんなに立派じゃないんだけどな〜」と思いながら乗っかってしまえばいい。

いつかそうじゃないとバレたらどうしよう……と不安だとしたら、それはむしろエネルギーに変える。

「優しい」「面白い」人間であろうとする努力に、その不安を原動力として使えばいいんです。

見た目は意思表示。「自分らしさ」をコントロールしたいならまずは形から

どうしても、周りのイメージと本来の自分の差に耐えられない場合。
乗っかりたくないイメージの場合。
それは、自分のやり方が間違っているのが原因です。

カッコいい女性に見られたいのに、フリルいっぱいのスカートを穿いているみたいな状況だと思います。
見られたい自分に合わせた行動をするしかないですね。

日常から、自分が納得できる「自分らしさ」が出せていないということ。
じゃあどうすればいいか? もちろん、目指すところを設定して努力すればいいのですが、その方法がわからないなら、まずは見た目から入るのがいいんじゃないかな?

僕の後輩に、「フェミニン、ガーリーなヘアスタイルを作りたい」と言っている女の子がいました。その子はいつもかわいい服を着ていて「デニムを1本も持っていない」と言っていました。
彼女の作るヘアスタイルを見なくても、ガーリーに仕上げてくれるんだろうなということが見た目から伝わってきていました。

見た目は意思表示です。

「まずは形から」と聞くと、あまりいい印象を抱かない人もいるかもしれませんが、「私はこういう人間です!」という意思表示だと考えれば、それも努力の一部。
僕はむしろ形から入るのがいいと思います。

形はわかりやすいんです。「自分らしさ」は人が決めてくれるものだから、それをコントロールしたいなら「私の自分らしさはこれですよ」とわかりやすく提示すべき。

でも僕は、ここまで話した「自分らしさ」って、結局は得意不得意でしかないと思っているんですよ。「自分に合ったやり方」と呼ぶほうが正確かもしれません。
ガーリーなヘアをやりたいとしても、クールなヘアのほうが上手く出来るなら、それが得意で「自分に合ったやり方」なんです。

だからもし、納得いかないとしても「私はそれが得意なんだな」くらいに軽く捉えて乗っかる方が得なんじゃないかなと僕は思いますね。
その得意不得意の先にある「人をきれいにしたい」という思いこそが大切にすべきもの。

性格面でもそうです。
「優しい」「面白い」は人と接するときのやり方にすぎなくて、大切なのはその先にある「人と楽しく過ごしたい」という思い。

大切にすべきものを見失わなければ「自分らしさ」を掌握する必要なんてないんじゃないでしょうか。

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金内柊真

かねうち・とうま●1996年大阪府出身。東京総合美容専門学校卒業後、
2017年よりヘアサロン「ALBUM」に入社し、現在は新宿店勤務。Twitterから発信する熱いつぶやきが多くの共感を集め、2018年8月に初の著書「才能が無ければその分努力すればいい」を刊行。2018年10月現在、Twitterでは約13万、Instagramでも約8万のフォロワーを持つ。

Twitter●https://twitter.com/Kaneuchi_Toma
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