2019.3.30
″自分らしさ″なんて実のところ「得意不得意」に過ぎない
自分探し=ひとり旅、みたいなところありますよね。
それについては「それじゃ見つからないんじゃないの?」と、少し疑問に思います。
だって、「自分らしさ」って結局周りの人が判断してくれることだと思うから。
少なくとも、僕はひとり旅では見つけられないですね。
だいたい行った先で「今度あいつとここに来たいな」って人の顔を思い浮かべちゃって、ただの下見になってしまいそうなんですよね(笑)。
非日常から「自分らしさ」は見つからない
「自分らしさ」。
美容師に置き換えて話すと、その人の作品の中にある「あ、あの人が作ったヘアスタイルだ」と思えるポイントだと思います。
それは、ヘアスタイルはもちろん、衣装やポージング、写真の雰囲気からにじみ出ている魅力。
それって、一朝一夕で身につけられるものじゃないんですよね。
日常の仕事の中で、磨かれていくもの。
「今日からカッコいいヘアを作るぞ!」なんて意図して選んだものではなく、自然と出てきてしまうものが「自分らしさ」なんじゃないかな、と。
「うわ、自分っぽいな〜」は、自分では認識しづらい。
「自分らしさを作る」も、難しい。
積み重ねの中で生まれた「自分らしさ」を人から発見してもらって、そこにさらに自分の考え方を乗せていく。
それが「自分らしさ」の形成のされ方だと思います。
それに、自分で「これが僕らしさだ!」思っていたところで、周りの人に伝わっていなければ、本当の「自分らしさ」ではないと思います。