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幸福感は「自殺」に対する防御メカニズム? 進化心理学で「自殺」を考える

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注1:コロナ禍で自殺者増加、失業者2倍 求められる「人との接点」.産経新聞.2023年3月14日.
注2:Have Humans Developed Natural Defenses Against Suicide? Elizabeth Culotta, Science Magazine August 23, 2019.
注3 :Humphrey, N. (2018). The lure of death: suicide and human evolution. Philosophical Transactions of the Royal Society B: Biological Sciences, 373(1754), 20170269.
注4. De Waal, F., & Waal, F. B. (2007). Chimpanzee politics: Power and sex among apes. JHU Press.
注5:他者にも心があることを理解している個体は心の理論を持つと言われます。心の理論は、他者に共感したり、他者の視点に立って物事を考えるうえでの土台となる能力と考えられます。参照:信仰心の強さに影響を与える遺伝子? どうしてヒトは「宗教」を持つように進化したのか
注6:Stengel, E. (1969). Suicide and Attempted Suicide, rev. ed.
注7:Macdonald, C. J. (2003). Urug. An anthropological investigation on suicide in Palawan, Philippines. Japanese Journal of Southeast Asian Studies, 40(4), 419-443.
注8:Shneidman, E. S. (1980). Voices of death.
注9:Garland, A. F., & Zigler, E. (1993). Adolescent suicide prevention: current research and social policy implications. American psychologist, 48(2), 169.
注10:Barbagli, M. (2015). Farewell to the world: a history of suicide. John Wiley & Sons.
注11:Soper, C. A. (2021). The evolution of life worth living: Why we choose to live. CA Soper.
注12:Trivers, R. (2011). Deceit and self-deception: Fooling yourself the better to fool others. Penguin UK.
注13:Wong, P. (2022). Review of The Evolution of Life Worth Living: Why we choose to live. International Journal of Wellbeing, 12(3).

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小松正

こまつ・ただし
1967年北海道生まれ。北海道大学大学院農学研究科農業生物学専攻博士後期課程修了。博士(農学)。日本学術振興会特別研究員、言語交流研究所主任研究員を経て、2004 年に小松研究事務所を開設。大学や企業等と個人契約を結んで研究に従事する独立系研究者(個人事業主) として活動。専門は生態学、進化生物学、データサイエンス。
著書に『いじめは生存戦略だった!? ~進化生物学で読み解く生き物たちの不可解な行動の原理』『情報社会のソーシャルデザイン 情報社会学概論II』『社会はヒトの感情で進化する』などがある。

Twitter @Tadashi_Komatsu

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