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犬好きでも間違えやすい犬とのコミュニケーション。恋愛の駆け引きがヒント!

ふれあいは「じゃんけんのグー」で始めよう

犬とのファーストコンタクトをクリアして身元のチェックも終わったら、いよいよふれあいです!ただし犬の頭上から手を伸ばすと驚かれることもあります。もし自分に巨人の手が降りてきたら…と想像すれば、犬の気持ちがわかりますよね。

犬は “押されると引く”タイプもいるので、あえて“引いて押される”ようにしましょう。恋愛の駆け引きのテクニックですね。じゃんけんの「グー」を作って見せると犬が気になって寄ってくるので、軽く握ったこぶしを嗅がせつつ、首のあたりを軽くなでてみてくださいね。

さらに仲良くなりたいときは、飼い主に犬のおやつをもらって、あげるといいでしょう。特に子どもは犬が食べているところを見るのが好きですね。動物園で人気のエサやり体験と同じ気分なのでしょうか?筆者は犬の歯が当たらないように、手のひらにのせて食べさせてもらっています。飼い主に“おすわり”や“お手”などの犬の得意技を教えてもらうのもおすすめ!

うなったり吠えたりするのもコミュニケーション

コミュニケーションを図る段階で、犬にうなられたり吠えられたりするかもしれません。それは「こっちへ来ないで」という犬の意思表示なので、立ち去れば問題ないのです。フレンドリーで誰とでも挨拶できる犬のほうが印象は良いのは当然ですが、シャイなタイプもいるので、そこは尊重してあげましょう。

犬の中には「こっちへ来ないで」と思いながらも耐え続け、突然怒るタイプもいます。人も我慢を重ねて爆発したときの怒りは激しくなりがち。犬もうなったり吠えたりするだけでは済まず、噛むことがあります。ですが、ここまで紹介してきた挨拶の手順を踏んでいれば、犬を我慢させたうえに噛まれる可能性を減らすことができます。

挨拶しようとして吠えられると嫌な気分になるかもしれませんが、意思表示が明確な犬のほうがコミュニケーションを図りやすいもの。感情をまったく表に出さない人より、喜怒哀楽がはっきりしている人のほうが付き合いやすいのと似ていると思いませんか?

人とそっくり!犬のボディランゲージを読み解く

「犬は3歳児と同じ」といわれています。犬には3歳の子どもが備えるレベルの喜怒哀楽の感情があるからでしょう。人は3歳頃から羞恥心などが発達しますが、犬には「恥ずかしい」という感情があるとはわかっていないのです。でも生きるために重要な学習能力や記憶力は成人を超えているかもしれません。3歳児と同じように接すれば仲良くなれるわけではないのです。

犬は人のようにしゃべることはでなくても「ボディランゲージ」で感情や意思を伝えています。犬はしっぽの動きが目立つので、「しっぽを振っていれば喜んでいる」と思いがちですが、警戒しているときもしっぽを振ります。表情やしぐさに注目してみてください。人が緊張したときに髪を触ったりまばたきが増えたりするように、犬もあくびをしたり目を細めたりしてボディランゲージを使っています。犬の気持ちを見分ける手がかりとして、ぜひコミュニケーションに役立ててくださいね!

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金子志緒

かねこ・しお●ライター・編集者/レコード会社と出版社を経てフリーランスになり、雑誌、書籍、Webの制作に携わる。主な取得資格は愛玩動物飼養管理士、防災士、いけばな草月流師範。甲斐犬のジュウザに続いてサウザーを迎え、おもしろおかしく暮らしている。
ブログ:www.shimashimaoffice.work

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