2020.3.13
わずか4席をめぐって予約日には争奪戦が! 銀座の路地裏に残された昭和焼肉の矜恃を伝える名店
ロースを食べ終わったら絶対にハラミしかない。
見た目は間違いなくハラミだが、ハラミらしくないほど柔らかな食感で、これは東京園ならではだ。
ハラミと言えば、肉汁が溢れ野趣あふれるものが好きだが、何故か東京園のハラミがやめられない。
これもロースと同じように、タレや白米との相性が抜群すぎるのだ。
もちろん東京園にもカルビはあるが、タレとの相性を考えるとロースやハラミの比重が重くなり、滅多にカルビは頼んでいない。
その代わり、ホルモンが苦手でなければミノはオーダー必須。
肉厚なミノを上手に焼き上げれば、ザクザクとした心地よい歯切れが味わえる。
令和だけでなく平成という時代からも忘れ去られたかのような、ノスタルジックな昭和焼肉。
いつまでも変わらず、令和の次の元号まで、銀座という街で栄えていて欲しい焼肉屋だ。