2019.4.5
肉バカがたどり着いた究極の焼肉「会長コース」とはいったい何なのか?(後編)
王道のタレ焼肉
今までステーキ風の食べ方をしてきた会長コースだが、ここからは趣を変える。
常々言っているが、突き詰めれば焼肉はタレ。
その日の仕入れで内容は変わるが、サシの入った巻きロース、トウガラシ、クリ、ウワミスジといった部位をタレで楽しむことが多い。
以前は厚切りの方が焼くのが難しいと思っていたが、最近は逆に薄切りの方が難しいと思っている。
それは薄切りの方がパーフェクトな火入れのストライクゾーンが狭いから。
ここを極めてこそ、焼肉の楽しみ方が広がる。
焼肉らしくヒレを楽しむ
ヒレをタレでも楽しみたい。
厚切りではなく薄切りにしたヒレをタレに潜らせ、焦がさないようにさっと焼く。
イメージは温める感じ。
舌の上でふんわりとした食感とともに、肉汁とタレのマリアージュを楽しみたい。
味付けで焼き方を変えるホルモン
肉バカが好きなホルモンの1つ、シマチョウ。
これは2種類の味付けで食べ比べる。
味付けが違うということは必然的に焼き方も変わるということ。
最初は塩ダレのシマチョウ。
脂側をじっくりとカリカリまで焼き、最後に皮側をさっと焼く。
この方法では皮の味わを最大限に楽しめる。
続いてタレのシマチョウ。
ニンニクとコチュジャンの効いたタレは辛い。
だからこそ、シマチョウは脂側と皮側と交互に返しながらふんわりと仕上げる。
タレの辛さと脂の甘みが絡み合って、至福のひとときを約束してくれる。