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新社会人だけじゃない! これがビジネスマナーより大事な焼肉マナーだ!

男には言わねばならない時があるのか

もし上司が人数を無視して、網一杯にお肉を乗せてしまったら。

これは悩む。
間違いなく悩む。

自我を押し殺し、お肉が焦げていくのを黙って見ているようでは肉好きとは言えない。

逆に、自分を曲げられずに上司を注意するという選択肢もあるだろう。

これもありだ。
ただ、肉バカならこうする。

網の上でも火力の強いところと弱いところを見極め、人数分は強火で焼き上げ、残りは弱火でタイムラグを作る。

これでお肉は救われる
上司を立てることで、肉好きの今後の会社生活も救われる

一石二鳥ではないか。

どこまで遠慮すべきか

上司に焼肉をご馳走になる幸運に恵まれた時に重要な焼肉マナーとは!?

まずお店選び。

自分が焼肉に詳しいからといって、自分の行きたいお店を提案してしまっては、図々しく感じる上司もいるだろう。
まずは予算が違う良店を3店ほどピックアップし、それぞれのポイントと予算を伝えよう。
そこから上司に選んでもらえれば、まずは第一関門突破といえる。

お店に行って3人で食べているのに、お肉が4枚や5枚盛られてくる場合がある。
要は2枚食べられる幸せ者と1枚しか食べれない哀れな者が現れるということだ。

ここは黙って待っていよう

焼肉をご馳走してくれるような人間の出来た上司であれば、きっと余った分を独り占めすることなく、日頃頑張っている部下に与えてくれるはずだ。

以上、肉バカが教える、ビジネスマナーより大事な焼肉マナーだ。

これら6項目は決して笑い事ではない。
いたって真剣だ。

これら全てを必ずマスターしてから4月に臨んでほしい。

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小池克臣

こいけ・かつおみ●1976年、神奈川県横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。焼肉を中心にステーキやすき焼きといった牛肉料理全般を愛し、さらには和牛そのものの生産過程、加工、熟成まで踏み込んだ研究を続ける肉の求道者。著書に『No Meat,No Life.を実践する男が語る和牛の至福 肉バカ。』がある。
公式ブログ「No Meat, No Life.」→ http://d.hatena.ne.jp/BMS12/

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