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セルフケアは大切!【逃げる技術!第12回】不調があれば通院を

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自分を大切にすること=「脱DV」の第一歩です

症状によっては「DV ・モラハラがあるかも」という心あたりを、診察室で打ち明ける勇気も必要です。その情報があるかないかで診断が変わる可能性があるからです。もちろん通院とは別に、自治体等のDV専門窓口への相談もおすすめします。これはいま、自戒を込めて書いています。

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7年間通った精神科の主治医に、夫との生活について打ち明けるとこういわれました。「えっ? DV? そんなことがあったの? あなたこれまで何年ここに来てんのよ。早くいいなさいよ!」(医師の名誉のためにいいますが、言葉はぶっきらぼうでも信頼のおける先生です)。

そして、「ああー、そりゃそんなことされてたら、この薬だけじゃよくならないわなー。うーん、これとこれも飲もうか」と投薬内容が変わりました。その結果、症状がいくらか改善したのです。

DVやモラハラ行為を受けるというのは、加害者から「お前には能力ない」「価値がない」「ただ命令に従っていればよい」という有形無形のメッセージを受け止めつづけることに近いのです。我が家のように、直接そのように言葉で聞かされるケースもあります。

だからこそ、身体のメンテナンスやケアに気を使うことは、脱DVのために重要だとわたしは考えます。身体をいたわることは、自分には価値がある、たった一人のかけがえのない存在だ、と思い直すことにつながるからです。

また、子どもの有無にかかわらず、DVから避難すればその後、自分ひとりで生計を立てていくことになる人も多いでしょう。婚姻費用や養育費、また慰謝料といったものは法律で定められてはいますが、確定するまでに、時に調停や裁判など長い期間と労力を要しますし、決定したあともきちんと支払われるかはわかりません。

働くためにも健康は重要です(もちろん、経済的に自己完結することだけが正しい生き方ではありません。ご実家に身を寄せたり公的な補助に頼ったりすることも、まったく悪いことではありません)。

Tips 49
DVやモラハラのせいで、自分自身を粗末にするクセがついてしまっているかも。不調はスルーせず、自分をケアする習慣を。

当連載は毎月第1、第3月曜更新です。次回は4月15日(月)公開予定です。

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藤井セイラ

編集者、エッセイスト。2児の母。東京大学文学部卒業後、広告・出版を経てフリーに。子育てに関連する勉強が好きで、気がつけば、保育士、学芸員、幼保英検1級、絵本専門士、小学校英語指導者資格、日本語教師、ファイナンシャルプランナー2級など、さまざまな資格を取得。趣味はマンガとボードゲーム。苦手なものはお寿司。最近、映画館で観たのはプリキュア。

X(ツイッター) @cobta https://twitter.com/cobta

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