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畠山理仁「アラフォーから楽しむ選挙漫遊記」

【絶対観るべき動画つき!】14戦14勝無敗! “選挙の鬼”中村喜四郎、16年越しの独占インタビュー90分!

「まだまだ政治家としてこれから。伸びしろあるから」と笑顔で語る。
「まだまだ政治家としてこれから。伸びしろあるから」と笑顔で語る。

「ファミリー出陣式」と「遊説オートバイのライブ中継」

 中村喜四郎は72歳になった。年齢的に今回が最後の選挙になるのかと聞くと、「なんで! まだまだ政治家としてこれから。伸びしろあるから」と即座に否定された。

 今回の選挙を「コロナとどう向き合うかがテーマだ」と語る中村は、新しい試みにも挑戦するという。
 一つは家族で参加してもらう「ファミリー出陣式」。これは集会に集まる人を従来の10分の1の規模に縮小して行う。その一方で、会場の数を10カ所に増やし、地域の人たちが20分以内の距離で集まれる会場を設ける。そして1時間以内で集会を終える。アルコール消毒はもちろん、マスクとフェイスシールドも着けてもらい、万全のコロナ対策をするつもりだという。

 もう一つの試みが、中村が乗って遊説するオートバイのライブ中継だ。
「老骨に鞭打って、一生懸命、日本の国のことを考えて戦っている熱いおじさんもいるんだと伝えたい。政治を愚直に考えている人もいるんだと知ってもらえば、何かのきっかけで少しずつ変わるかもしれない。やっぱり、選挙を通じて政治を考えるのが一番手っ取り早い。私がオートバイに乗っているのはそのためです」

           *   *   *

 私は2005年に初めて中村の選挙を見て衝撃を受け、これまで何度も中村にインタビュー取材を申し込んできた。しかし、そのたびに断られてきた。
 いつの間にか16年経ってしまったが、それでも私は選挙のたびに茨城7区を訪れた。
 正確に言えば、選挙の時だけでない。正月早々、茨城で行なわれる出初め式に出かけて中村に声をかけ、ガン無視されたこともあった。週末に中村が地域を車で街宣するルートで待ち伏せし、歩道から大声で呼びかけたこともあった。記念碑の除幕式で姿を見つけたのに、すぐに見失ってしまい話を聞けないこともあった。何回かは立ったまま話を聞く機会があったが、お互い椅子に座ってじっくり話を聞けたのは今回が初めてだった。

 中村と対峙した時間は約90分。今回はそれを記事の内容と重ならないように、約20分の動画にまとめた。動画には、中村の過去の選挙戦の映像も盛り込んでいる。是非、みなさんにも「選挙の鬼が語る選挙」を見てほしい。

(文中敬称略)

【必見!】 「選挙の鬼」との初めてのインタビュー動画

(動画取材・畠山理仁/編集・中村眞大)

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畠山理仁

はたけやま・みちよし●フリーランスライター。1973年生まれ。愛知県出身。早稲田大学第一文学部在学中の93年より、雑誌を中心に取材、執筆活動を開始。主に、選挙と政治家を取材。『黙殺 報じられない“無頼系独立候補”たちの戦い』で、第15回開高健ノンフィクション賞を受賞(集英社より刊行)。その他、『記者会見ゲリラ戦記』(扶桑社新書)、『領土問題、私はこう考える!』(集英社)などの著書がある。
公式ツイッターは@hatakezo

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