2021.10.18
【絶対観るべき動画つき!】14戦14勝無敗! “選挙の鬼”中村喜四郎、16年越しの独占インタビュー90分!
「ファミリー出陣式」と「遊説オートバイのライブ中継」
中村喜四郎は72歳になった。年齢的に今回が最後の選挙になるのかと聞くと、「なんで! まだまだ政治家としてこれから。伸びしろあるから」と即座に否定された。
今回の選挙を「コロナとどう向き合うかがテーマだ」と語る中村は、新しい試みにも挑戦するという。
一つは家族で参加してもらう「ファミリー出陣式」。これは集会に集まる人を従来の10分の1の規模に縮小して行う。その一方で、会場の数を10カ所に増やし、地域の人たちが20分以内の距離で集まれる会場を設ける。そして1時間以内で集会を終える。アルコール消毒はもちろん、マスクとフェイスシールドも着けてもらい、万全のコロナ対策をするつもりだという。
もう一つの試みが、中村が乗って遊説するオートバイのライブ中継だ。
「老骨に鞭打って、一生懸命、日本の国のことを考えて戦っている熱いおじさんもいるんだと伝えたい。政治を愚直に考えている人もいるんだと知ってもらえば、何かのきっかけで少しずつ変わるかもしれない。やっぱり、選挙を通じて政治を考えるのが一番手っ取り早い。私がオートバイに乗っているのはそのためです」
* * *
私は2005年に初めて中村の選挙を見て衝撃を受け、これまで何度も中村にインタビュー取材を申し込んできた。しかし、そのたびに断られてきた。
いつの間にか16年経ってしまったが、それでも私は選挙のたびに茨城7区を訪れた。
正確に言えば、選挙の時だけでない。正月早々、茨城で行なわれる出初め式に出かけて中村に声をかけ、ガン無視されたこともあった。週末に中村が地域を車で街宣するルートで待ち伏せし、歩道から大声で呼びかけたこともあった。記念碑の除幕式で姿を見つけたのに、すぐに見失ってしまい話を聞けないこともあった。何回かは立ったまま話を聞く機会があったが、お互い椅子に座ってじっくり話を聞けたのは今回が初めてだった。
中村と対峙した時間は約90分。今回はそれを記事の内容と重ならないように、約20分の動画にまとめた。動画には、中村の過去の選挙戦の映像も盛り込んでいる。是非、みなさんにも「選挙の鬼が語る選挙」を見てほしい。
(文中敬称略)
【必見!】 「選挙の鬼」との初めてのインタビュー動画
(動画取材・畠山理仁/編集・中村眞大)
【大好評発売中!】『コロナ時代の選挙漫遊記』
2020年3月の熊本県知事選挙から2021年8月の横浜市長選挙まで、新型コロナウイルス禍に行われた全国15の選挙を、著者ならではの信念と視点で、丹念に取材した現地ルポ記。
「NHKが出口調査をしない」「エア・ハイタッチ」「幻の選挙カー」「唯一のコロナ専門家」など、コロナ禍だから生まれたキーワードや、「選挙モンスター河村たかし」「スーパークレイジー君」「ふたりの田中けん」など、多彩すぎる候補者たちも多数登場!
書籍『コロナ時代の選挙漫遊記』の詳細はこちらから。