2021.4.14
野生のシカが爆発的に増えたから? やたら目につく自生スイセンの謎
不安な気持ちを抱える新入生の娘に捧げたい一休さんの言葉
4月上旬の某日。
“これから青春はじまります”というパステル調な空気に包まれながら、中学校入学の準備をしている娘を見ていると、ただただまぶしく、うらやましくてたまらない気分になってきます。
しかし当の娘はといえば、新しい学校、新しいクラス、新たな人間関係の中でどんなふうに振る舞えばいいのかといささか悩み、不安な気持ちを抱えているご様子。
そこで、
「そういうのは、とにかく初っぱなに一発かましたもん勝ちだから。ラップで自己紹介してみたらどう? 『Hey Yo What’s up Yo? あたしのあだ名はP子だYo!』みたいな感じで」
と下手な実演つきで提案してみたら、薄い引き笑いとともに一瞬で却下されました。
もちろん、そんなのはただのジョークです。
僕も中学生の頃は今の我が子と同様、人見知りの激しい引っ込み思案なプリティボーイでした。
初顔合わせの場で一発かまし、一気に注目を浴びた経験などまったくありません。
安い自己啓発系やスピリチュアル系の著者だったら、「そんな自分を変えてくれたのが部活の剣道だった」とか、「パンクロックに出会ってなかったら、今の私はなかったかもしれない」とか、「あの壺を買ってから、すべてが変わったのです」なんて書くのかもしれませんが、あいにく僕は根っからのアンチ・自己啓発派。
人間の本質なんて、そう簡単に変わるものではないと信じています。
だって現在の僕もあの頃とまるで変わらない、人見知りで引っ込み思案。
しかも全然プリティじゃない、コミュ障気味のサブカルオヤジになっているのですから。
娘よ。
残念ながら君のそのウジウジっとした性格は、一生変わらないよ。
己の経験を通して、父はよく知っているのだ。
その代わりというわけではありませんが、これからの新生活におびえる娘には、一休禅師の言葉を捧げました。
「大丈夫。心配するな。何とかなる。」
さすがだな〜、一休さんは。
あまりにも単純な言葉ですが、これはえげつないほど本質的な、真理・オブ・真理ではないかと思っています。

大丈夫。
心配するな。
何とかなる。
君の明日も将来も、この日本も世界も大丈夫。
きっと、何とかなるんだよ。