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田村麻美「ブスとお金」

家のこともちゃんとやるなら働きに行ってもいい!?

何か買う時には、事前に夫にお伺いをたてる生活

これを、会社ではなく家庭で見てみると余計に顕著です。

俺の稼いできた金を、一日家にいる奴には勝手に使わせねえ。

「一生、幸せにする」
と一瞬でも思っていた相手にそんな感情を抱くことになるのが家庭だったりします。
家にいるだけでなく、家事育児をしているにもかかわらず、言っちゃうわけですから、怖い話です。

結婚前は、誕生日や記念日などに、「こんな素敵なアクセサリー……いくらしたのかしら!!」
なんてものを何も言わずともプレゼントしてくれた相手。

それが、そのアクセサリーもだいぶ古ぼけてきた。そろそろ新しいのが欲しいな。
お店で見かけたアクセサリー。高くない。買っちゃおう。
そのアクセサリーを見た夫。
「それ、いつ買ったんだよ。なんで勝手に買ってんだよ。
どこにつけていくんだよ。いらないもの買うんじゃねえよ」

それから、何か買う時には、事前にお伺いをたてなければならなくなったそうです。

『逃げるは恥だが役に立つ』というドラマが以前、流行りました。
家事にもお給料を設定するという、画期的なストーリーでした。

本当に家で何もしていないのであれば、夫も怒るでしょう。
俺の稼いできた金を勝手に使いやがって。
そんな感情も否定できません。

しかし、家事育児を一生懸命しているにもかかわらず、
経済的な自由が奪われるのであればまずは夫に交渉しましょう。

まず、家で自分がどんなことをしているのかしっかりプレゼンしましょう。
夫も四六時中家にいないから、見ていないから文句を言っている可能性が一ミリだけあります。
なぜ一ミリと言ったかというと、ちゃんとした夫であれば、
妻が家で何をしているか見ていなくとも察することができるからです。
察せない夫にプレゼンしたところで、効果は見られないでしょうが、とりあえずプレゼンしましょう。
私はこれだけのことを家でやっていると。

ただ、それが受け入れてもらえず、意味のないプレゼンになることが多いはず。
そうなったら次です。
だったら、私も外に働きに行きますと。

そこで、よくある会話例が、
「家のこともちゃんとやるなら働きに行ってもいい」
家のことを一ミリも手伝う気がない、家のことは女がやるのが当たり前という価値観なんですね。

やっとこの会話で相手の本性がわかる。

遅いですけどね。なぜこのタイミングで気づくんでしょう。
プロポーズの教科書がいけないんでしょうね。

そんな相手と数十年先まで一緒にいられるのでしょうか。
子供が巣立ってからは、二人きりの生活になります。

経済的な自立をしていれば、離婚という選択肢もあります。
長い人生、自由を奪われたままでいいのでしょうか。

人とは感情をもった生き物です。
うちの夫は大丈夫。
果たしてそうでしょうか。

プロポーズした立場の私ですが、結婚7年目にして、
幸せにするどころか、どう考えても苦労しかかけてませんよ。

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田村麻美

たむら・まみ●1984年埼玉県生まれ。立教大学経済学部卒業後、同大学院で経済学研究科博士課程前期課程修了。2015年に東京都足立区にTRYビジネスソリューションズ株式会社を設立し、税理士として活躍中。夫と娘の3人家族。自身の顔写真をカバーにしたデビュー作『ブスのマーケティング戦略』(文響社) は、「ブスが幸せな結婚&ビジネスでの成功」を叶えるための戦略を論じた画期的なエッセイ。刊行直後から話題となりロングセラーとなっている。「ブス」という現実に向き合い、あきらめず、粘り強く努力を続けた経験から、「がんばるブスたちが輝く日本をつくりたい」という骨太のライフワークを実践中。
『ブスのマーケティング戦略』は、集英社文庫から好評発売中。

田村麻美HP
http://tamuramami.com/

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