よみタイ

過去にモテたことを引きずっている美人と、前職の会社名を引きずっている奴は同類だ

自己紹介で前職の社名をまっさきに言う理由

「前職は〇〇社(大企業)にいました!」
……で?
自己紹介の一番のウリが前職の会社名だったりするのだ。

確かに経歴は自己紹介の一部ですし、過去の自分の実績ですから、説明は必要である。
しかし、それが起業してからの看板になるわけではない。

これ、うまくいっていない人ほど、前職の会社を使う人が多い気がする。
成功している人は、あまり前面に前職の社名を出していないような……。

起業してからこの事実に気づくと悲惨なんですよね。
会社の看板があったから、大手企業もあなたと話をしてくれていた。
それで、会社の看板がなくなった瞬間、目も合わせてもらえなくなる。

なぜなら、その大手企業さんはあなたではなく、会社名をみていたから。
それが、だんだん勘違いしてしまうのです。
会社じゃなく、俺の実力だと。

よくある怖い話をします。
「起業したら、仕事を振ってくれると確約もらってます!」
それで、仕事を振ってもらえなかった方を知っています。
一人二人ではありません。

みなさん。
社交辞令という四字熟語をご存じでしょうか。

特に、日本人は何も考えず、その場のノリで同調しがちです。
自分もそうじゃないですか。
てことは、相手もそうなのです。

性悪説になりすぎることはありませんが、もう少し、冷静に、
客観的に自分を見つめてみましょう。

なので、私は、大手企業から起業する方と過去美人だった方をみると、
なぜか重なって見えてしまうのです。

いつまで引きずるの?
過去は過去。
いつまでも過去の栄光を引きずってドヤ顔し続けている人をみると胸が痛い。
過去にモテた美人。前職を引きずっている起業家。
過去は過去。
今は今。

自分を客観視することが大切なことを、彼らをみて実感する。
過去の実績がなければ今の自分はないので、実績すべてを忘れろというわけではない。
しかし、私達人間は、過去ではなく今を生きている。

今、自分のスペックは?時代は何を求めている?
常に現在の自分と環境を分析して、生きていこう。

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田村麻美

たむら・まみ●1984年埼玉県生まれ。立教大学経済学部卒業後、同大学院で経済学研究科博士課程前期課程修了。2015年に東京都足立区にTRYビジネスソリューションズ株式会社を設立し、税理士として活躍中。夫と娘の3人家族。自身の顔写真をカバーにしたデビュー作『ブスのマーケティング戦略』(文響社) は、「ブスが幸せな結婚&ビジネスでの成功」を叶えるための戦略を論じた画期的なエッセイ。刊行直後から話題となりロングセラーとなっている。「ブス」という現実に向き合い、あきらめず、粘り強く努力を続けた経験から、「がんばるブスたちが輝く日本をつくりたい」という骨太のライフワークを実践中。
『ブスのマーケティング戦略』は、集英社文庫から好評発売中。

田村麻美HP
http://tamuramami.com/

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