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田村麻美「ブスとお金」
タイトルのインパクト、著者の顔写真がカバー、そして何よりその画期的な内容の初書籍『ブスのマーケティング戦略』は、ロングセラー街道を驀進中。「東京都足立区で一番気さくな(自称)」税理士、お金の専門家の田村氏が伝える女性たちへの経済指南。仕事を持ち自分の自由になるお金を得て、人生の舵を自分自身で取るために、今からできること、心がけることとは。ブスでも、ブスではない人も、その中間の人も必読! 幸せに生きるためのヒント満載のエッセイ。

「二人目はいつ産むの?」という無責任な問いかけ

ブスとお金 第6回

出産したら、「お子さんは?」と言われなくなると思ったのに

妙齢になると「結婚は?」
結婚すると「お子さんは?」
子供が産まれると「母乳?ミルク?」
そして、その子供が大きくなると「二人目は?きょうだいは?」

このテンプレのような質問はなんなのだろうか。

結婚・出産・複数の子供。
これを全員が当たり前のようにやるべきこと。という固定概念からこの質問は生まれてくるのだと思う。

まず、世の中には様々な概念があることを知った方がいい。
この質問を当たり前のようにする人、全員、残念ですよ。

百歩譲って、このような家族形態が当たり前だった時代の高齢者に言われるのであれば、「あなた様の時はそういう時代でしたものね。それ以外の概念はないですものね。今の時代には、様々な生き方があることを知らないんですよね」と、結局、残念な人だなあと思うのですが、まだ腹落ちはする。

ところが、「多様性」が叫ばれる中で生きているはずの30代、40代―自分と同世代の人、しかもそう親しくもない人までもが、まだ質問してくるのだから、これは学校で授業の時間を設けたほうがいいと思いますよ。
人生いろいろ。島倉千代子先生の人生いろいろをBGMにしながらね。
ダンスとかが義務教育で必修化される前に、「人生いろいろ」を必修化したほうがいいね。

私自身も、この外野からの無責任な質問に悩まされた一人である。
子供を出産した時、「ああ、もうこれから『お子さんは?』とか『いつ産むの?』とか、外野から何も言われなくなる。心無い言葉を投げられることもなくなる」と安心した。

しかし、全くなくならなかった。
「母乳?ミルク?」「二人目は?兄弟は?」

不妊治療でようやくできたのに、二人目について他人に言われたくないわ!という人もいるだろう。

よく人の生き方について軽々しく踏み込めるなあと。
「おたくの旦那さん年収は?」
という質問と同じくらい、家族計画の質問はセンシティブなものなはずだ。

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田村麻美

たむら・まみ●1984年埼玉県生まれ。立教大学経済学部卒業後、同大学院で経済学研究科博士課程前期課程修了。2015年に東京都足立区にTRYビジネスソリューションズ株式会社を設立し、税理士として活躍中。夫と娘の3人家族。自身の顔写真をカバーにしたデビュー作『ブスのマーケティング戦略』(2018年12月刊/文響社) は、「ブスが幸せな結婚&ビジネスでの成功」を叶えるための戦略を論じた画期的なエッセイ。刊行直後から話題となりロングセラーとなっている。「ブス」という現実に向き合い、あきらめず、粘り強く努力を続けた経験から、「がんばるブスたちが輝く日本をつくりたい」という骨太のライフワークを実践中。
http://tamuramami.com/

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