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MB「新潟出身の服バカが年商1億以上を稼ぐまで~ 小学生でもわかるMBのビジネス成功論」
特別な技術や才能、学歴がなくても結果を出すことはできる……地方のショップスタッフからスタートし、今や年商1億以上をあげるまでにいたったMBの仕事術とは? 自身の経験から培った、結果を出すための「特別な思考と行動」について語るMB的ビジネス成功論。

エゴを捨てることでビジネスは上手くいく~滅私の教え

「人脈とかクソくらえだ」

人脈を毛嫌いしていた過去

正直、私はほんの数年前までそう思っていました。

「人脈で仕事を作る」ということがどうしても汚いことに思えてしまって……
「実力があれば街で弾き語りをしていてもメジャーデビューできる。俺はそうした人間になるんだ」と突っ張って考えていました。
だから異業種交流会や経営者が集まるパーティーなどには必要最小限にしか参加しませんでした。出席するとしてもほんの少し参加して、二次会や懇親会などには参加せず「僕は帰ります」とそそくさと帰宅することが多かった。

人脈を募って仕事を進めていく知人を見て、紹介業かのようにあらゆる人を辿って事業を大きくさせようとする友人を見て、「そんなことになんの意味があるんだ」と、私は心から辟易としていました。

実力のなさを、能力のなさを、人脈などと他人本位のものに頼ることがどうしても愚かなこととしか感じられなかったのです。

しかしある時、そんな私を見て諭してくれた人がいました。
私の50倍もの規模の会社を経営している偉大な方、その人が「君は誰のために働いているの?」と投げかけてくれたのです。
私はその言葉でハッと気がつくことができました。

人脈を毛嫌いしているのは私のエゴであり、顧客には人脈で得られた仕事なのかそうでないのかなど、まるで関係のないことです。
「誰よりも顧客のことを考えて、誰よりも顧客のために動いている」そう考えていたつもりの私の鼻っ柱はその時にポキンと折られました。
私は私のエゴのために人脈を毛嫌いし、顧客にとって有益なチャンスを見過ごしていたわけですから。
顧客のため、と自負していた自分がとても恥ずかしくなりました。

それから私は人脈や繋がりに対するエゴを捨てました。
もちろん相変わらず人付き合いはそんなに得意な方じゃないし、もともとが人見知り気質なのでそうした場でもあまり上手に振る舞うことができません。
でも前のように「自分の実力だけでいきていくんだ!」といった無駄なこだわりは無くなってきたように思います。

私を捨てて公に生きる

仏教には「滅私」という言葉があります。

私は仏教徒ではありませんが、この言葉がとても好きです。
ビジネスとはある意味「滅私」に近いものだからです。社会において自分が生きる意味とは何か、社会において役立てることは何か、それを見つめて行動するのがビジネスです。
私であれば自分の特技である「ファッションをわかりやすく教える」ということを、世の中の人に広め服で困る人を救うことが「滅私」にあたります。

「滅私」とは私を滅すると書きますが、それは「奴隷労働をせよ」という意味ではありません。
社会のためにと真に思うのなら自分の能力を最大限活用できることをすべきであり、それは決して「単純作業」の類に限りません。そして自分の能力とは「好きなこと」や「得意なこと」であり、そうしたことを「私」のためでなく「公」のために活用するのが、ビジネスであり、滅私なのです。

つまり「好きなことを仕事にする」べきなのですが、他方で「エゴは取り払わなければならない」のが難しいところです。
エゴとはつまり「自我」のことですが、「好きなこと」とは自我を超えた才能であると私は思います。
才能は社会や顧客のためになりますが、エゴは自分のためにしかなりません。
この2つを理解し、仕事の中で生かすべきところと控えるべきところを捉えるのがビジネスにおいて大事なのではないかと、今では思います。

人脈が嫌い、それは間違いなく私のエゴでした。
もちろん人付き合いという苦手なことを無理にすることはありませんが(無理にしても上手くいかないので)、しかしながら社会のためにと思うのであれば、毛嫌いして拒否することはありません。

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エムビー●誰もが理解できる「オシャレの教科書KnowerMag」を運営。視覚効果や印象論などをベースにしたロジカルなファッション指南が好評を博す。「最速でおしゃれに見せる方法」「ほぼユニクロで男のおしゃれはうまくいく」などメンズファッション書籍の多数のベストセラー他、漫画「服を着るならこんなふうに」、ライトノベル「魔王は服の着方がわからない」などの原作監修も含め、関連書籍は累計100万部を突破。月額500円のメールマガジンは個人配信では日本1位を記録、月額5千円のオンラインサロン「MBラボ」も常に満員御礼状態に。自身のブランド「MB」発のオリジナルアイテム、フリークスストア、アダムエロペ、ステュディオス、しまむら、紳士服のAOKIといった大手ブランドとのコラボアイテムも爆発的な売上を記録している。
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