よみタイ

MB「新潟出身の服バカが年商1億以上を稼ぐまで~ 小学生でもわかるMBのビジネス成功論」

ビジネスが成功する秘訣は「感情」にある〜SHOWROOM前田社長が天才と言われる理由

SHOWROOMの前田さんが天才である理由

本当に商売が上手な人は、合理性を踏まえた上で、「感情」という人間の行動原理の核となる最も重要な部分にアプローチできているのだと感じます。

言ってしまえば私のメルマガも同じです。
私のメルマガは「自腹で買い、自分の体で着用して、自分の手で書く」ということを徹底しています。
メーカーからもらった洋服は紹介しません。
モデルを使った着こなしは出しません。
ライターに文章を頼むようなことはしません。
でもこれって、合理的に考えたら別に無価値です。
読者にとって「モデルを使った綺麗な写真と、ライターが書いた美しい文章」の方が、合理でみればメリットが大きいはずです。
でも「嘘をつかないMBさんが好きだから」と皆読んでくれます。
これはもう感情的な判断ですよね。

得てして現代的なビジネスをされている方は、この部分を見落としがちです。
「メリットだらけなら人はついてくる」と思い込み、感情的な部分をおそろかにします。
どんなにいい商品を作っても「嫌いな人からは買いたくない」のが人間です。
デジタルで何事も判断していると、足をすくわれることになるでしょう。

SHOWROOMの前田さんは「若き天才経営者」ともてはやされていますが、まさにそうだと思います。
合理主義の塊である金融機関に身を置いていたにも関わらず、「ギフティング(投げ銭)システム」という極めて感情的な行動を主軸においたサービスを展開するあたり、まさに天才としか言いようがありません。
「いくら好きなアイドルでも無償でお金をあげたりするか…?」と合理で考えれば、普通に疑問に思うはず。
ギフティングという「感情的行動」を、ITという「合理的仕組み」で展開したのは驚くべき発想力です。

…では、商売に感情を絡めるためにはどうすればいいのか。
結局ドラッカーに戻って来るのですが、「顧客を知ること」に尽きるのではないかと思います。

前田さんがどのようにビジネスを作ったのか私は知りませんが、同じディープなアイドルファンなら「ギフティング」の需要を汲み取ることができるはずです。

私もさんざ洋服を選び、買い続けてきたからこそ、販売員が嘘をつくことを知っています。だからこそ「嘘をつかない媒体」の需要を汲み取ることができたのです。

ZOZOのPBにおける失敗を私は「工業製品的な合理主義」で「洋服」を考えてしまったことにあるのではないかと思います。
生活が豊かになる、毎日が楽しくなる、人はそのように「ワクワクするために」洋服を買うわけですが(特にZOZOなどの中価格帯商品においては顕著です)、工業製品的な「より安くより機能的に」といった積み重ねでは労力の割にイマイチ興奮しません。
買い手の想像の範疇を出ることができないのです。

素材の良し悪しや機能性よりも、全く新しい面白いデザインに興奮するのが人間なのです。

1 2 3

[1日5分で、明日は変わる]よみタイ公式アカウント

  • よみタイ公式Twitterアカウント
  • よみタイ公式Facebookアカウント

関連記事

よみタイ新着記事

新着をもっと見る

MB

エムビー●誰もが理解できる「オシャレの教科書KnowerMag」を運営。視覚効果や印象論などをベースにしたロジカルなファッション指南が好評を博す。「最速でおしゃれに見せる方法」「ほぼユニクロで男のおしゃれはうまくいく」などメンズファッション書籍の多数のベストセラー他、漫画「服を着るならこんなふうに」、ライトノベル「魔王は服の着方がわからない」などの原作監修も含め、関連書籍は累計100万部を突破。月額500円のメールマガジンは個人配信では日本1位を記録、月額5千円のオンラインサロン「MBラボ」も常に満員御礼状態に。自身のブランド「MB」発のオリジナルアイテム、フリークスストア、アダムエロペ、ステュディオス、しまむら、紳士服のAOKIといった大手ブランドとのコラボアイテムも爆発的な売上を記録している。
よみタイ連載をまとめたビジネス書「もっと幸せに働こう」は紙版・電子版ともに多くの支持を集めている。

公式サイトhttp://www.neqwsnet-japan.info/

Twitter https://twitter.com/MBKnowerMag

週間ランキング 今読まれているホットな記事