そんな思いを胸に、自身もグリズリー世代真っ只中の著者がおくる、大人の男のためのファッション&カルチャーコラム。
2020.6.18
痩せるぞ! フライングタイガーで買った抵抗パラシュートで走り込み
コロナによる自粛生活のせいで、コロッコロになってしまった僕の体型。
そう簡単には元に戻りそうもない。
ヤバいよヤバいよ、いよいよランニングでもするかね〜とうっすら考えていた僕が、フラッと立ち寄ったフライングタイガーで見つけたもの。
それは「ランニングパラシュート」というアイテムだ。
適度なスピードで走ると背後でパラシュートが開き、走りに負荷を与えてくれるトレーニンググッズ。
正式名称は“抵抗パラシュート”というらしいが、オフシーズンで調整中のサッカー選手なんかがよく腰からぶら下げているアレだ。
たったの1000円也で、何気なく売られていたのです。

ただ走るだけなんて楽しいの? そんな僕のようなダメ男に最適かもしれない
僕はこれまで、ランニングとは無縁の人生を送ってきた。
いや正確に言えば、「健康のため走ろう」と決意したことは何度かある。
形から入る派なので、ランニングシューズやウェアもバッチリ揃っている。
だが、いざはじめると三日も続かない。
理由ははっきりしている。つまらないからだ。
ただひたすら走るというストイックな行為に、喜びも魅力も見出せない。
ランニング好きの人にそんなことを言ったら、「お前は何にもわかってないな」とあきれられるだろう。
つまらなくても苦しくても、それを乗り越えた先には楽しさが待っている、的な話もされたことがある。
でも、無理なんだよな〜。キャラが違うとでも言いましょうか。
公園とかでひたすら走っている人を見ると、本当に尊敬しちゃいます。
そんなどうしようもない僕だが、何かちょっとしたゲーム性を付加したら、楽しく走れるのではないかと思ったのだ。
パラシュートを腰に着けるなんて、どう考えてもワクワクする。
一度はやってみるべきだ。たったの1000円だし。
さっそく装着して、近所の河原でひとっ走りしてみた。
パラシュートをしっかり開かせ、抵抗を感じつつ走るのはなかなか新鮮。
パラシュートが地面につかないように走り続けるにはコツも必要で、何度も河原を走り回った。
こ、これは楽しいかもしれないですぞ!
かなり疲れるので長距離向きではないけど、距離を決めて“1日10本”などと決めて走り込めば、なんか痩せられそうな気がする。
今度こそ続けられるかどうか、それは神のみぞ知ることだが、ひとまず初めての抵抗パラシュート体験は成功。
とても愉快なものでした。