よみタイ

佐藤誠二朗「グリズリー世代のバック・トゥ・ザ・ストリート」
グリズリー……それは北アメリカ北部に生息する大きな灰色のヒグマの名であると同時に、白髪交じりの頭を形容するスラング。頭にちらほら白いものが目立ち始める40~50代を、アラフォー、アラフィフといってしまえば簡単だけど、いくつになってもオシャレと音楽が大好きで遊び心を忘れない彼らを「グリズリー世代」と名付けよう――
そんな思いを胸に、自身もグリズリー世代真っ只中の著者がおくる、大人の男のためのファッション&カルチャーコラム。

痩せるぞ! フライングタイガーで買った抵抗パラシュートで走り込み

コロナによる自粛生活のせいで、コロッコロになってしまった僕の体型
そう簡単には元に戻りそうもない。
ヤバいよヤバいよ、いよいよランニングでもするかね〜とうっすら考えていた僕が、フラッと立ち寄ったフライングタイガーで見つけたもの。
それは「ランニングパラシュート」というアイテムだ。

適度なスピードで走ると背後でパラシュートが開き、走りに負荷を与えてくれるトレーニンググッズ。
正式名称は“抵抗パラシュート”というらしいが、オフシーズンで調整中のサッカー選手なんかがよく腰からぶら下げているアレだ。
たったの1000円也で、何気なく売られていたのです。

ただ走るだけなんて楽しいの? そんな僕のようなダメ男に最適かもしれない

僕はこれまで、ランニングとは無縁の人生を送ってきた。
いや正確に言えば、「健康のため走ろう」と決意したことは何度かある。
形から入る派なので、ランニングシューズやウェアもバッチリ揃っている。
だが、いざはじめると三日も続かない。

理由ははっきりしている。つまらないからだ。
ただひたすら走るというストイックな行為に、喜びも魅力も見出せない。
ランニング好きの人にそんなことを言ったら、「お前は何にもわかってないな」とあきれられるだろう。
つまらなくても苦しくても、それを乗り越えた先には楽しさが待っている、的な話もされたことがある。
でも、無理なんだよな〜。キャラが違うとでも言いましょうか。
公園とかでひたすら走っている人を見ると、本当に尊敬しちゃいます。

そんなどうしようもない僕だが、何かちょっとしたゲーム性を付加したら、楽しく走れるのではないかと思ったのだ。
パラシュートを腰に着けるなんて、どう考えてもワクワクする。
一度はやってみるべきだ。たったの1000円だし。

さっそく装着して、近所の河原でひとっ走りしてみた。
パラシュートをしっかり開かせ、抵抗を感じつつ走るのはなかなか新鮮。
パラシュートが地面につかないように走り続けるにはコツも必要で、何度も河原を走り回った。

こ、これは楽しいかもしれないですぞ!
かなり疲れるので長距離向きではないけど、距離を決めて“1日10本”などと決めて走り込めば、なんか痩せられそうな気がする。
今度こそ続けられるかどうか、それは神のみぞ知ることだが、ひとまず初めての抵抗パラシュート体験は成功。
とても愉快なものでした。

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佐藤誠二朗

さとう・せいじろう●児童書出版社を経て宝島社へ入社。雑誌「宝島」「smart」の編集に携わる。2000~2009年は「smart」編集長。2010年に独立し、フリーの編集者、ライターとしてファッション、カルチャーから健康、家庭医学に至るまで幅広いジャンルで編集・執筆活動を行う。初の書き下ろし著書『ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新』はメンズストリートスタイルへのこだわりと愛が溢れる力作で、業界を問わず話題を呼び、ロングセラーに。他『糖質制限の真実』『ビジネス着こなしの教科書』『ベストドレッサー・スタイルブック』『STUSSY2017 FALL/HOLIDAY COLLECTION』『DROPtokyo 2007-2017』『ボンちゃんがいく☆』など、編集・著作物多数。

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