そんな思いを胸に、自身もグリズリー世代真っ只中の著者がおくる、大人の男のためのファッション&カルチャーコラム。
2020.6.3
今さら褒めてもしょうがないくらいに完璧なサンダルTeva・ハリケーン
Tevaのスポーツサンダル、ハリケーンについて書こうと思ったのだが、今さら褒めてもしょうがない気がする。
だってあまりにも有名だし、評価が確定している定番中の定番。
良いに決まっているじゃないっすか。
サンダル大好きで、毎年このくらいの季節になるとほとんど靴下を履かなくなり、サンダルばかりになる僕も、ずっと前から愛用しているTeva・ハリケーン。
ストラップで足首がガッチリ固定され、ソールもしっかりしているTeva・ハリケーンは、長距離歩いても疲れないし、思い切り走れるし、車の運転もできるし、水辺で遊ぶのにも最適。
“スポーツサンダル”とはよく言ったもので、スニーカーに近い独特の履物だが、実はTeva・ハリケーンはスポサンの元祖なのだ。
1984年に、アメリカのグランドキャニオンで働く一人のリバーガイドが考案。
その前にはスポーツとサンダルは決して結びつかないものだったが、シンプルながらも機能的なTeva・ハリケーンが発売されると、その後は触発された数多くのメーカーから趣向を凝らしたスポーツサンダルが発売されるようになったのだ。

コーディネートも自由自在、老若男女が履けるサンダルだが注意も必要
ソールもストラップも色柄豊富なTeva・ハリケーンは、老若男女に愛されている。
確か4〜5年前には女子を中心に、靴下の上から履くのが流行って定番化。今でもそういう履き方をしている人は多い。
女子は可愛いその履き方を男子、それもいい歳のおっさんが真似するとキモいので、僕は裸足一本槍だが、いろいろなコーディネートを自由に楽しめるのもハリケーンのいいところだ。
サンダルを偏愛する僕は夏場になると、どんなに遠出でも基本はサンダルだ。
でも、ビーサンではさすがにまずいかなと思うときは、Teva・ハリケーンを履く。大差はないのかもしれないが、パタパタしないこのハリケーンはサンダル界の中では少し格上、自分の中ではややフォーマルなサンダルという位置付けなのだ。
ただし気をつけねばならないことがある。
フレキシブルな普通のサンダルと比べ、ストラップによる固定式のサンダルは、足の裏がソールに密着する。
夏場に裸足でずっと履いていると、どうしても徐々に臭ってくるのだ。
サンダルだから大丈夫なはずと油断していると、いつの間にかすごいことになってしまうので、Tevaのサンダルと消臭スプレーはセット。
毎日の履く前と脱いだ後のスプレーひと吹きを忘れてはならない。
長いこと使い込んだ僕のTeva・ハリケーンは、そろそろ傷みも目立ってきた。
ダメになったらまたすぐに同じものを買うと思う。
それが定番というものだろう。