よみタイ

佐藤誠二朗「グリズリー世代のバック・トゥ・ザ・ストリート」
グリズリー……それは北アメリカ北部に生息する大きな灰色のヒグマの名であると同時に、白髪交じりの頭を形容するスラング。頭にちらほら白いものが目立ち始める40~50代を、アラフォー、アラフィフといってしまえば簡単だけど、いくつになってもオシャレと音楽が大好きで遊び心を忘れない彼らを「グリズリー世代」と名付けよう――
そんな思いを胸に、自身もグリズリー世代真っ只中の著者がおくる、大人の男のためのファッション&カルチャーコラム。

今さら褒めてもしょうがないくらいに完璧なサンダルTeva・ハリケーン

Tevaのスポーツサンダル、ハリケーンについて書こうと思ったのだが、今さら褒めてもしょうがない気がする。
だってあまりにも有名だし、評価が確定している定番中の定番。
良いに決まっているじゃないっすか。

サンダル大好きで、毎年このくらいの季節になるとほとんど靴下を履かなくなり、サンダルばかりになる僕も、ずっと前から愛用しているTeva・ハリケーン。
ストラップで足首がガッチリ固定され、ソールもしっかりしているTeva・ハリケーンは、長距離歩いても疲れないし、思い切り走れるし、車の運転もできるし、水辺で遊ぶのにも最適。
“スポーツサンダル”とはよく言ったもので、スニーカーに近い独特の履物だが、実はTeva・ハリケーンはスポサンの元祖なのだ。

1984年に、アメリカのグランドキャニオンで働く一人のリバーガイドが考案。
その前にはスポーツとサンダルは決して結びつかないものだったが、シンプルながらも機能的なTeva・ハリケーンが発売されると、その後は触発された数多くのメーカーから趣向を凝らしたスポーツサンダルが発売されるようになったのだ。

コーディネートも自由自在、老若男女が履けるサンダルだが注意も必要

ソールもストラップも色柄豊富なTeva・ハリケーンは、老若男女に愛されている。
確か4〜5年前には女子を中心に、靴下の上から履くのが流行って定番化。今でもそういう履き方をしている人は多い。
女子は可愛いその履き方を男子、それもいい歳のおっさんが真似するとキモいので、僕は裸足一本槍だが、いろいろなコーディネートを自由に楽しめるのもハリケーンのいいところだ。

サンダルを偏愛する僕は夏場になると、どんなに遠出でも基本はサンダルだ。
でも、ビーサンではさすがにまずいかなと思うときは、Teva・ハリケーンを履く。大差はないのかもしれないが、パタパタしないこのハリケーンはサンダル界の中では少し格上、自分の中ではややフォーマルなサンダルという位置付けなのだ。

ただし気をつけねばならないことがある。
フレキシブルな普通のサンダルと比べ、ストラップによる固定式のサンダルは、足の裏がソールに密着する。
夏場に裸足でずっと履いていると、どうしても徐々に臭ってくるのだ。
サンダルだから大丈夫なはずと油断していると、いつの間にかすごいことになってしまうので、Tevaのサンダルと消臭スプレーはセット。
毎日の履く前と脱いだ後のスプレーひと吹きを忘れてはならない。

長いこと使い込んだ僕のTeva・ハリケーンは、そろそろ傷みも目立ってきた。
ダメになったらまたすぐに同じものを買うと思う。
それが定番というものだろう。

[1日5分で、明日は変わる]よみタイ公式アカウント

  • よみタイ公式Twitterアカウント
  • よみタイ公式Facebookアカウント

よみタイ新着記事

新着をもっと見る

佐藤誠二朗

さとう・せいじろう●児童書出版社を経て宝島社へ入社。雑誌「宝島」「smart」の編集に携わる。2000~2009年は「smart」編集長。2010年に独立し、フリーの編集者、ライターとしてファッション、カルチャーから健康、家庭医学に至るまで幅広いジャンルで編集・執筆活動を行う。初の書き下ろし著書『ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新』はメンズストリートスタイルへのこだわりと愛が溢れる力作で、業界を問わず話題を呼び、ロングセラーに。他『糖質制限の真実』『ビジネス着こなしの教科書』『ベストドレッサー・スタイルブック』『STUSSY2017 FALL/HOLIDAY COLLECTION』『DROPtokyo 2007-2017』『ボンちゃんがいく☆』など、編集・著作物多数。

週間ランキング 今読まれているホットな記事