よみタイ

佐藤誠二朗「グリズリー世代のバック・トゥ・ザ・ストリート」
グリズリー……それは北アメリカ北部に生息する大きな灰色のヒグマの名であると同時に、白髪交じりの頭を形容するスラング。頭にちらほら白いものが目立ち始める40~50代を、アラフォー、アラフィフといってしまえば簡単だけど、いくつになってもオシャレと音楽が大好きで遊び心を忘れない彼らを「グリズリー世代」と名付けよう――
そんな思いを胸に、自身もグリズリー世代真っ只中の著者がおくる、大人の男のためのファッション&カルチャーコラム。

緊急事態宣言下のサブカルおじさんがつい放ってしまいがちな発言5選

タイトルのとおりです。
四の五の言わずにいってみましょう!

①「太ったわー。過去最高体重だよー」
もともと文化系育ちでスポーツとの親和性が低く、まとまった運動といえばたまにライブハウスやクラブで踊るか、古本屋やレコード店巡りのウォーキングくらいしかしてこなかったサブカルおじさん。おこもり生活のせいで、みんなスクスク育っているご様子。

②「フジロック、やれるのかね?」
今年のフジロックフェスティバルはオリンピックの日程とかぶらないように、例年より1ヶ月遅い8月下旬開催に設定されていた。それが吉と出るのか。
でもこのコロナ禍のため、海外有力バンドのブッキングはかなり難航していると推測される。ぜひ頑張ってほしいものだ。

③「最近、まったく服買ってねーなー」
巣ごもり生活になると、人はこんなにも服を買わなくなるものなのか。アパレル業界だけではなく、流通業界やメディア業界にとってもホントに由々しき問題だ。
百貨店やショッピングモールは軒並み長期休業だし、春夏の新作シーズンによくもまあ……。

長期間にわたる外出自粛を逆手に取り、様々なチャレンジをするサブカルおじさん

④「7デイズチャレンジ? 7日じゃ足りないっつーの」
自分の人生に大きな影響を与えた本の表紙やアルバムのジャケットを挙げていくチャレンジ。昔ながらのいわゆるチェーンメールだけど、ステイホームのお楽しみということでみんなFacebookやインスタグラムを通じて快くバトンタッチしていき、輪が大きく広がった。
そして1日に何点も紹介したり、「説明なしに」というルール無視で長々と解説をつけたりするのがサブカルおじさん。

⑤「この機会に、ボウズにしちゃおっかな」
白髪や脱毛など頭部にまつわる悩みは、普段は年齢を忘れがちなサブカルおじさんにも分け隔てなく降りかかる。そして、長期戦となったステイホーム期間を利用し、かねてから一度はやりたかったボウズ頭にチャレンジする人がたくさん現れている模様。
試してみてキツかったら、緊急事態宣言の終わりまでに伸ばせばいいやということで、気軽にバリカンON。長期休暇を利用して整形するギャルと同じ心理だ。

番外「コロナ助成金って、略して“コロ助”じゃん」
サブカルおじさんには、藤子Fマニアがとても多いなり。

つまりまあ、ほとんど自分のことなのだ。
僕はボウズではなく、過去イチの長髪にチャレンジ中だけど。

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佐藤誠二朗

さとう・せいじろう●児童書出版社を経て宝島社へ入社。雑誌「宝島」「smart」の編集に携わる。2000~2009年は「smart」編集長。2010年に独立し、フリーの編集者、ライターとしてファッション、カルチャーから健康、家庭医学に至るまで幅広いジャンルで編集・執筆活動を行う。初の書き下ろし著書『ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新』はメンズストリートスタイルへのこだわりと愛が溢れる力作で、業界を問わず話題を呼び、ロングセラーに。他『糖質制限の真実』『ビジネス着こなしの教科書』『ベストドレッサー・スタイルブック』『STUSSY2017 FALL/HOLIDAY COLLECTION』『DROPtokyo 2007-2017』『ボンちゃんがいく☆』など、編集・著作物多数。

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