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佐藤誠二朗「グリズリー世代のバック・トゥ・ザ・ストリート」
グリズリー……それは北アメリカ北部に生息する大きな灰色のヒグマの名であると同時に、白髪交じりの頭を形容するスラング。頭にちらほら白いものが目立ち始める40~50代を、アラフォー、アラフィフといってしまえば簡単だけど、いくつになってもオシャレと音楽が大好きで遊び心を忘れない彼らを「グリズリー世代」と名付けよう――
そんな思いを胸に、自身もグリズリー世代真っ只中の著者がおくる、大人の男のためのファッション&カルチャーコラム。

巣ごもりストレス解消のため、部屋にブランコを設置してみたよ

アホ丸出しのようなので、紹介するかどうか迷ったのだが……。
ワタクシこのたび、我が家にブランコ椅子を設置しました!
ブランコでウキウキしてる50男ってどうよ、という話かもしれないが、長引く巣ごもりでストレスを抱えている人が多いようなので、これも何かの参考にしてもらえればと思った次第です。

ブランコ椅子は、数年前にフライングタイガーで買ったもの。
“ハンモックチェア”という商品名で、お値段わずか1000円ほどだった(ので二個買いしていた)。

当初は家の中ではなく、アウトドア用にと思っていた。
しかし、外で使ったのは一度きり。
想像に難くないと思うが、屋外で手頃な枝ぶりの木を見つけ、これをぶら下げるというのはなかなかハードルが高い。
まあ、なかったことにしよう。安物だし。
と思ってしまい込んでいたら、このステイホーム生活で日の目をみることになったのだ。

部屋の模様替え程度では得られなかった爽快感。思い切ってみて良かった!

外出自粛期間に入ってから、ほとんどの時間を家の中で過ごすようになった。
息が詰まってくるから、チマチマと部屋の模様替えなどを試み、気分転換をはかってきた。
でも家具を多少移動してみても、気分はさほど変わらない。
ここはひとつ大胆な施策を……と考えて思い出したのが、このブランコ椅子だったのだ。

天井からぶら下げて本当に大丈夫かな? という一抹の不安はあったものの、幸い我が家には頑丈な梁がある。
そこに強度の高い金具をねじ込めば、なんとかいけると踏んだ。
こういう施工は、一般的にパパの仕事だ。
我が家でも僕に一任されたが、全体重を預けるものなので慎重にしなければ。
妻や娘を墜落させたりしたら大変だ。

ホームセンターで金具を選ぶ際は、耐荷重をしっかりと見定めた。
ハンモックチェア自体は100kgまでOKと記されている。
梁にねじ込む金具は上限60kgのもの。2点で吊るすから120kgまでOKのはずだ。
間にかますカラビナやシャックルも、上限100kgのものを選んだ。
よし、OK!
僕がこれから異常に太ったりさえしなければ、大丈夫なはずである。

かくして設置した我が家のブランコ椅子。それはそれは素晴らしいものでした。
特に小学生の娘は、大のお気に入りに。
前に本コラムで紹介した室内ハンモックか、このブランコ椅子で、一日の大半を過ごすようになった。
オランウータン並みに、日がな一日、空中で暮らしているわけだ。

人をダメにするクッションやソファが話題だけど、ブランコ椅子はその類の究極かもしれない。
本当におすすめしていいのかな。
ま、自己責任でお願いします。

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佐藤誠二朗

さとう・せいじろう●児童書出版社を経て宝島社へ入社。雑誌「宝島」「smart」の編集に携わる。2000~2009年は「smart」編集長。2010年に独立し、フリーの編集者、ライターとしてファッション、カルチャーから健康、家庭医学に至るまで幅広いジャンルで編集・執筆活動を行う。初の書き下ろし著書『ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新』はメンズストリートスタイルへのこだわりと愛が溢れる力作で、業界を問わず話題を呼び、ロングセラーに。他『糖質制限の真実』『ビジネス着こなしの教科書』『ベストドレッサー・スタイルブック』『STUSSY2017 FALL/HOLIDAY COLLECTION』『DROPtokyo 2007-2017』『ボンちゃんがいく☆』など、編集・著作物多数。

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