2020.9.3
記憶にくっきり残るおいしさ! イタリア大好きシェフの料理はリピートせずにはいられない〜マンサルヴァ
ご存知の通り、多いときは年間1000軒ほどのレストランに行く私ですが、どんなに評判の良いお店でもコースでいただくとなると、中にはこれはイマイチだったかもってお皿があるものです。
いい意味でそれが緩急になっているのですが、今回ご紹介する「マンサルヴァ」のシェフ、高橋恭平さんのお料理には何ひとつハズレがない!
だからと言ってすべてが4番バッター級で食べ疲れちゃうってこともない。
ただただ素直に“おいしい”と言えるのです。
高橋さんは専門学校時代にインターンシップでイタリア料理の鬼才と呼ばれる小林幸司さんのお店に行き「ウンブリアのリストランテ・ヴィッサーニが最高だ」と聞くと、もう頭はヴィッサーニでいっぱいに!
とにかくヴィッサーニで働くと決め19歳でイタリアへ渡り、本当にヴィッサーニに入ってしまったという素直で有言実行の人です。
その後、トスカーナのお店でシェフを任されイギリス、スペインの星付きレストランで腕を振るい、2010年、31歳で恵比寿に「マンサルヴァ」をオープンし、2年前に現在の場所に移転しました。
高橋さんのお料理はとっても洗練されていてイタリアの郷土料理とはちょっと違う、もっと自由な発想の域にあります。
ところがなぜか懐かしい伝統的なテイストも感じるのです。
それはきっとイタリアが、イタリア料理が大好きで本場の味を叩き込まれてきたからだと思うのです。
どんなに見た目がイタリア料理らしからぬことになったとしても、根底には確かなイタリアの味が感じられる、そんなお料理です。