2020.3.5
場所すらよくわからない赤坂の紹介制レストランで北海道愛に満ちた極上の料理とワインを〜EZO
さて、宴もたけなわ、いよいよメインディッシュの蝦夷鹿です。
北海道が誇る天才と呼ばれるハンターの松野譲さんが仕留めたそう。
松野さんの鹿はシンプルにお肉を食べることがいちばんだということで……、
鹿の骨から取っただしでソースを作りトリュフを削りかけるだけのシンプルな料理です。
だから焼き方はとことん極める。
低温でじっくりゆっくりうまみを閉じ込めます。
〆はスペシャリテのイクラリゾットです。
これは定番で、リクエストがない限り変えないそうです。
実はお米を炊くのに失敗してできた偶然の産物というから笑っちゃいますが、昆布だしで炊いて大葉を混ぜているので「おじや」のように胃がホッとします。
ここまで散々食べて飲んでいるので、こういう優しい味が〆にでてくると嬉しくなります。
北海道にはおいしいものが本当にたくさんありますが、このイクラはまた格別。
中粒のイクラは噛むとプッと弾けて風味が一気に押し寄せる。
醤油の漬け加減が尖ってなくてわさびを混ぜてちょうどいいくらい。
すごくおいしいかどうか?
愚問ですね。