2020.1.23
あちこちの美味を食べ尽くした真の食通たちがこぞって通う個性派ビストロ〜Viande
お次は「真フグのカルパッチョ」。
フグのプリプリ感ってフグ刺じゃわかるはずもなく、本気で10枚くらいかっさらってしまう私にはこのくらい厚切りがちょうど良い。
さすがフグ好きの吉田さん、その気持ちをよくわかっていらっしゃる!
「カルパッチョには絶対に清涼感のある柑橘を合わせるって決めているのでレモンにしたのですが、それだけでは何か物足りない。もうひとつ刺激があって和食感が出ないものをと冷蔵庫を見ていたら山わさびだ!と閃いて完成しました」とおっしゃる料理は至福の味でした。
ここでは肉料理がマスト! だって店名がフランス語で「肉」という意味ですよ。
吉田さん、相当な肉好きに違いない。
ということでチョイスしたこの「鴨胸肉のロースト」、やはりめちゃくちゃおいしかった。
特に甘ったるくしたくないと考えに考え、かなりスパイスを効かせたナツメソースが良い!
ひっじょ~に良い!
しかし、どうやら今は燻製イチジクソースに変わっていて、それはさらにヤバウマらしいです!
スペシャリテの「黒トリュフのリゾット」は修業先であったパリの「レストラン イティネレール」のシルヴァン・サンドラシェフ直伝レシピ。
「衝撃的なおいしさでした。正直、今でも簡単ではないと思っています。パリの店でも毎回何かしら手直しされていました。でもシェフが手を加えると確かに違う。白ワインを入れるタイミングひとつで味が変わってしまうのでなかなか同じ味が出せなかった」と吉田さん。
米を炊くときに入れるのは、数種類のチーズと刻んだトリュフ、味の要となる白ワイン、そして生クリーム。
その完璧なるバランスによって、複雑味とコクがあるのになぜか軽さがあり、食べ飽きることがない絶品リゾットに!