2019.11.28
行けば行くほどカスタマイズされる絶品中華の虜に! 〜新富町 湯浅
湯浅さんが大切にしていることのふたつ目は素材のポテンシャルは落とさないこと。
特にこだわっている食材が魚介類とフカヒレです。
魚介は働いていた市場の仲卸さんから、フカヒレは千葉・館山の天日干しのもので通常5種類を扱っています。
「香港に行った時も、やっぱりウチで仕入れているものの方が絶対においしいと思いました」とおっしゃるくらい。
蒸篭の蓋を開けるとカリッカリのパン粉とちょい辛大豆ソースがかかったその黒ムツとフカヒレ、そして彩りにブロッコリー、しめじ、紅芯大根、かぼちゃが入っていました。
まだ蒸篭は湯気が出るほどアッツアツ、なのに黒ムツはふわふわでしっとりの食感。しっかりとこだわりを堪能させていただきました。
スペシャリテは黒酢の酢豚。こんなでっかい酢豚、見たことあります?
ナイフとフォークはここで使うのか。
湯浅さんが炊いておいしいからと選んだ漢方三元豚はカリッと感を残しつつ、やわらかい。添えたシルクスイートがめちゃ甘くてしっとり。蜜を出すためにラップで包み1時間かけて蒸した、サツマイモの王様レベルです。
別格なのは黒酢、醤油、砂糖、紹興酒、ハチミツで作ったソース。
割としっかりめ、だけど酢がマイルドでたっぷりかけたくなる。
で、登場するのが「花巻」です。ヤバいです、1滴たりとも残したくないソースなので1個じゃ足りません。
湯浅さんのお料理ってちょっとクセになる。
“湯浅マニア”になりそう。