2019.9.5
粋な大人が月2で食べたくなる奇跡のコース5000円のイタリアン 〜スーペルトラットリア リト〜
お料理はおまかせ6-7品のコース(5,000円)のみで、21時からはアラカルトになります。
基本は食材の魅力を感じられるようにシンプルに調理したアンティパストから始まり、郷土料理が2-3品、イノベーティブ料理が1-2品、メインの肉料理、〆のパスタ、デザートという流れ。
こちらは「とうもろこしの冷製スープ」。
これが悶絶級のおいしさでして、甘くてコクがあって口当たりがなめらか。
そしてオリーブオイルと胡椒が味を締めてくれるのです。
添えてあるチーズと粗めのパン粉をまぶした自家製グリッシーニを崩してクルトン代わりに入れるのもよし! でもこのグリッシーニがまためちゃくちゃおいしいのでそのまま食べてしまいました。
9月以降はごった煮にしたいろいろな魚を濾したリグーリアの郷土料理「チュッピン」が登場するらしいですよ。凝縮したうまみだけで作る採算度外視のスペシャリテですって!
大好きなボッタルガのパスタは卵麺の「タヤリン」。
ズッキーニ、万願寺とうがらし、鰆、ボッタルガの組み合わせなんて初めて!
このハーモニー、たまらんおいしさです。すごいな、市川さんの味のセンス。
メインは熟成肉。
豚、牛、鴨は市川さんの大好物なだけに産地銘柄にもこだわっています。
豚は宮城県産の「島豚かずごろう」を骨付きのまま2日間冷蔵庫で風を当ててから出荷してもらう。到着してからもお店でさらに寝かせています。
肉質はきめ細やかで、脂身がこれだけあっても甘みがあり後味はスッキリ!
愛知県産の「源氏和牛」は、脂肪の融け始める融点が14度、そして22-23度で完全に融けるので脂のクドさはなく、うまみだけをしっかり感じます。こちらは届いてから1週間ほど寝かせています。
鴨は20日以上熟成させてから出荷する「あいち鴨」。お店に届いてからさらに寝かせ、だいたい40日ほどしてから料理しています。